出版社内容情報
斬られた男が八丁歩いたすえに両断されたという銘刀〝八丁念仏〟。水戸家が所蔵するこの銘刀が賊に奪われ、爾来毎年暮れに大名家の御金蔵破りがつづいているという。そんななか、件の刀が質屋に持ちこまれたとの報を受けた又兵衛は、火盗改の鮫島らとともに預けた浪人を捕らえに向かうが、その男が屍骸で見つかり──。怒りに月代朱に染めて、許せぬ悪を影裁き。時代小説界の至宝坂岡真が贈る、令和最強の時代シリーズ第十一弾!
内容説明
斬られた男が八丁歩いたすえに両断されたという銘刀“八丁念仏”。水戸家が所蔵するこの銘刀が賊に奪われ、爾来毎年暮れに大名家の御金蔵破りがつづいているという。そんななか、件の刀が質屋に持ちこまれたとの報を受けた又兵衛は、火盗改の鮫島らとともに預けた浪人を捕らえに向かうが、その男が屍骸で見つかり―。怒りに月代朱に染めて、許せぬ悪を影裁き。時代小説界の至宝坂岡真が贈る、令和最強の時代シリーズ第十一弾!
著者等紹介
坂岡真[サカオカシン]
1961年新潟県生まれ。早稲田大学卒業後、11年の会社勤めを経て文筆の世界へ。四季折々の江戸の情緒と人情の機微を、繊細な筆致で綴る時代小説には定評がある。本シリーズと「鬼役」「鬼役伝」シリーズで第11回日本歴史時代作家協会賞「シリーズ賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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KAZOO
88
坂岡さんの別シリーズを読み始めたのですが、この「はぐれ又兵衛」シリーズの新刊が出たのでさっそく読みました。いつも通り3つの話が収められていて、例繰方という裁きの類例を調べる役目ですが、実際には悪を懲らしめる役の方が多くなっています。妻の両親も一緒に暮らしていてそのやり取りも楽しめます。このなかでは表題作が一番面白く、火盗改めの目白鮫といわれる鮫島の活躍があります。2025/06/13
Masayoshi Arakawa
0
20250718 550 いとおもしろき2025/07/17