出版社内容情報
いよいよ、祖父、父の代から続く日向家の因縁に決着がつこうとしていた。兄・景一郎と弟・森之助、その対決のときが迫るなか、二人が身を寄せる薬種問屋の主・杉屋清六が何者かに狙われる。世話になっている杉屋を守るため景一郎兄弟は立ち上がるが、やがて、それは幕府の権力争いを巻き込んだ大騒動に発展していく。北方謙三、伝説の剣戟小説、5カ月連続刊行、ついに完結!
内容説明
ついに兄弟の対決がはじまる―。20年のときを経て、兄・景一郎と弟・森之助の勝負の瞬間が迫っていた。そんな中、二人が身を寄せる薬種問屋の主・杉屋清六が何者かに狙われる。どうやら杉屋の薬草園に何かが隠されており、それを奪おうとする勢力がいるようだ。これまで以上の手練れたちが薬草園に集うなか、弟に斬られることを望んでいる日向景一郎は、20年間の日々にどう決着をつけるのか!?北方謙三伝説の剣豪小説シリーズ、ここに堂々完結!
著者等紹介
北方謙三[キタカタケンゾウ]
1947年、佐賀県生まれ。中央大学卒業。70年『明るい街へ』で作家デビュー。81年にハードボイルド長編『弔鐘はるかなり』で注目を浴び、83年には『眠りなき夜』で日本冒険小説協会大賞と吉川英治文学新人賞を受賞。85年『渇きの街』で日本推理作家協会賞、91年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞を受賞するなど、数々の文学賞に輝いている。2013年、紫綬褒章、20年に旭日小綬章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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