出版社内容情報
日向景一郎・森之助兄弟が身を寄せる江戸・向島の薬種屋の使いで糸魚川に一人赴いた森之助。15歳に成長した青年は、薬師の多三郎の手伝いとして、海に潜って新薬の原料となる海藻を採取したり、山で獲物を狩るなど兄・景一郎の教えを実践していく。また、突如襲いかかってきた凄腕の剣士との激闘、未亡人の海女との情交ーー青年が大人に成長していくなか、柳生流との争いに巻き込まれていく。兄・景一郎も合流し、生き残りをかけた血みどろの争いが繰り広げられる。北方謙三、伝説の剣戟小説、5カ月連続刊行第4弾。
内容説明
兄・景一郎といつかは斬り合わなければならない―そう言われて育った日向森之助は15歳に成長していた。居候する薬種問屋の使いとして糸魚川を訪れた森之助は、そこでお鉄という海女に出会う。お鉄たちと過ごすうちに、森之助の前にこれまでで最強の敵・柳生流が現れる。闘うごとに成長し続ける森之助は合流した兄・景一郎、お鉄、そして同世代の仲間たちとともに血飛沫が舞う壮絶な闘いに身を投じていく。北方謙三伝説の剣豪小説シリーズ第4弾。
著者等紹介
北方謙三[キタカタケンゾウ]
1947年、佐賀県生まれ。中央大学卒業。70年『明るい街へ』で作家デビュー。81年にハードボイルド長編『弔鐘はるかなり』で注目を浴び、83年には『眠りなき夜』で日本冒険小説協会大賞と吉川英治文学新人賞を受賞。85年『渇きの街』で日本推理作家協会賞、91年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞を受賞するなど、数々の文学賞に輝いている。2013年、紫綬褒章、20年に旭日小綬章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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