出版社内容情報
佳奈姫が贔屓にしている小間物屋の津田屋は、実は姫のためだけにこっそり戯作本を届けている。その日も津田屋から新作を受け取った佳奈姫だが、お気に入りの戯作者が幕府から目を付けられ、版元ともどもお調べが入ったことを聞かされる。居ても立ってもいられなくなった佳奈は、近習の隆之介に頼み込み、版元の様子を窺いに行くが、そこで怪しい男に遭遇してしまう。大名家の無敵の母娘が難事に立ち向かう、大好評痛快時代小説シリーズ第二弾!
内容説明
佳奈姫が贔屓にしている小間物屋の津田屋は、実は姫のためだけにこっそり戯作本を届けている。その日も津田屋から新作を受け取った佳奈姫だが、お気に入りの戯作者がお上から目を付けられ、版元ともどもお調べが入ったことを聞かされる。居ても立ってもいられなくなった佳奈は、近習の隆之介に頼み込み、戯作者の住む長屋を訪れるが、そこはすでにもぬけの殻だった。大名家の無敵の母娘が難事に立ち向かう、大好評痛快時代小説シリーズ第二弾!
著者等紹介
山本巧次[ヤマモトコウジ]
1960年、和歌山県生まれ。中央大学法学部卒業。2015年、第十三回「このミステリーがすごい!」大賞隠し玉となった『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』(宝島社)でデビュー。2018年、『阪堺電車177号の追憶』(早川書房)で第六回大阪ほんま本大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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fuku3
19
2025.2.6読了。シリーズ第二弾。大名の奥方様とお姫様が市井の事件に首を突っ込み、真相究明し事件を解決する。基本はこれだが、もっと破茶滅茶に暴れて回って欲しい。奥様とお姫様のチャンバラシーンは一回だけであった。残念😢。事件の真相もわりとタンパクで大きなドンデン返しもなく、アッサリと事件は終了してしまった感じ。時代も良くない、時は天保、老中首座に水野忠邦、その部下に鳥居耀蔵が密偵を街に放ち、町人達の暮らし振りを偵察し、奢侈禁令に目を光らせいる。そんな時代だ。もっと贅沢な時代で憂さを晴らして欲しい!2025/02/06
ひさか
15
2025年1月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ2作目。姫様お気に入りの戯作者が消えた!と調べ始めて…という話は、大事件ではないが、それなりに面白い展開で、楽しめた。2025/02/28
まいさん
12
シリーズ2作目。四万石の大名家の佳奈姫お気に入りの戯作者がお上から目を付けられお調べが入ったと聞き、騒ぎに首を突っ込むことに。舞台となっている時代が、奢侈を禁じ御政道批判に目を光らせている頃なので、姫様と奥方様の行動に家臣達は気が休まらなくて実にかわいそう。2025/02/02
ごへいもち
8
行き当たりばったりで面白く思えず挫折しそうだった。この先はたぶん読まない2025/02/28
ドットジェピー
4
面白かったです2025/01/17