出版社内容情報
御蔵前の札差「小泉屋」の跡取りの新兵衛は、放蕩三昧で気ままな日々を過ごしている。ある日、両親に縁談の話を持ち掛けられる新兵衛だったが、まだ身を固めて家を継ぐ気はなく、縁談を保留し、後学のためと称して諸国を巡る旅に出る。馴染みの太鼓持ちの和助と、訳ありげな用心棒の稲妻五郎と、まずは東海道で箱根に向かう新兵衛だが、行く先々で様々ないざこざに巻き込まれ……。笑いあり、涙ありの大注目シリーズ、堂々開幕!
内容説明
御蔵前の札差「小泉屋」の跡取りの新兵衛は、放蕩三昧の日々を過ごしている。ある日、両親に縁談の話を持ち掛けられる新兵衛だが、まだ身を固めて家を継ぐ気はなく、縁談を保留し、後学のためと称して諸国を巡る旅に出る。馴染みの太鼓持ちの和助と、訳ありげな用心棒の稲妻五郎の三人連れで、東海道で箱根に向かう新兵衛だが、行く先々で様々ないざこざに巻き込まれ…。笑いあり、涙ありの大注目シリーズ、堂々開幕!
著者等紹介
稲葉稔[イナバミノル]
1955年熊本県生まれ。脚本家などを経て、94年に作家デビュー。冒険小説、ハードボイルドを皮切りに、近年は時代小説に力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しんごろ
122
札差「小泉屋」の跡取りの新兵衛、とある理由(その理由はすれ違いの勘違い)で、太鼓持ちの和助、訳あり謎ありの稲妻五郎を用心棒にして、将来のためと諸国を巡る旅に出る。まずは箱根を目指すのだが、そりゃもう、いろいろ巻き込まれる。箱根から次はどこへ行くのか。と思ったら、あらあらそうなるのかい。“三人寄れば文殊の知恵”ならぬ“三人寄ればいざこざの種”となる。旅は道連れ世は情けを地で行くような江戸の旅物語シリーズで、個人的には面白そうなシリーズに手を出してしまった。続きがすごく楽しみだ。2025/01/14
ひさか
18
2024年8月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ1作目。かなりいい加減な成り行きで旅に出る3人の道中記でこんな展開で面白い話になるのかと心配したが、あれれ、ちゃんと楽しい話になっているのが驚き。さすが。プロット通りなんだろうけど、予想出来ない展開も面白かったです。続きが楽しみ。2024/12/31
goodchoice
3
稲葉さんらしいテンポのいい筋立てで、読んでいて飽きがこない。江戸へ逆戻りしてあれっと思ったが、仕切り直しで次巻に期待したい。2024/10/18
犀門
2
No.003★★★☆☆慌てて第1巻を読み始める。なるほど、そんなキッカケで旅を始めたのか。お気楽に。2025/01/20
藤井努
2
三人組のおせっかいな正義感が面白い!2024/12/14