出版社内容情報
新吾が施療した松江藩の女中は背に拷問のような傷を負っていた。数日後、女中と中間の遺体が屋敷外で見つかり、その状況から心中とされた。新吾は間宮林蔵から、二人が林蔵の間者だったと打ち明けられる。二人の死に疑問を抱いた新吾は真相を探るのだったが……。好評・書き下ろし長編時代小説、第14弾!!
内容説明
新吾が施療した松江藩年寄付の女中は背に拷問のような傷を負っていた。数日後、その女中と中間の遺体が屋敷外で見つかり、状況から心中とされた。新吾は間宮林蔵から、二人が林蔵の間者だったと打ち明けられる。二人の死に疑問を抱いた新吾は真相を探るのだったが…。好評・書き下ろし長編時代小説、第14弾!!
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年東京都生まれ。データベース会社に勤務のかたわら執筆した「原島弁護士の処置」でオール讀物推理新人賞を受賞しデビュー。『土俵を走る殺意』で第11回吉川英治文学新人賞、『絆』で第41回日本推理作家協会賞長篇賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
21
2021年12月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ14作目。間者といえばこのシリーズでは間宮林蔵ではないのか。と思いながら読み進め、少し無理やりな展開だなぁと思いながら、夢中になってしまう局面もあり、いつものように偉大なる定番展開に翻弄されてしまいました。楽しい。2022/05/29
犀門
3
No.043★★★★☆それにしても松江藩には謎があり過ぎ。新吾もここまで関わってしまったのだこら、もうとことんやるしかないだろう💦。2022/06/21
Suzu
2
宇津木新吾シリーズ第14弾。松江藩の抜け荷絡みで間宮林蔵が忍び込ませていた間者が殺される。新吾は謎に迫っていく中でも自身も襲われる。鹿島銀次郎とはまた闘うときが来るのだろう。新吾は今後も松江藩の医師を辞めさせられることはないのか?それと漠泉の本心は分からないが町医者がそんなに不名誉なことなことなのか。本人がこのままでよいと言ってるんだからいいではないかと思ってしまうのだが。おせんと勘太郎、おとよと松蔵、この人たちは幸せに暮らして欲しい。そして次巻に進む。2022/10/17
goodchoice
2
主人公の新吾が少し無理筋で事件を追いすぎる感がある。2022/02/03
ササ
1
またまた危なっかしく正義の名のもとに猪突猛進の新吾。間宮と意思疎通する感じが、あら不思議。おせんが幸せになりそうで良かったなあ。2022/09/10
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