出版社内容情報
勇実と龍治の活躍で、盗人のお七は無事お縄となった。だが兄の己をそっちのけで、龍治の身を案じた妹千紘の様子を目の当たりにした勇実は複雑な心境だ。そんななか、勇実たちの馴染みの湯屋に、男湯ばかりを狙う板の間稼ぎが出現。しかも盗まれるのは褌ばかりだという。勇実と龍治も被害に遭うにいたり、北町の定町廻りの岡本まで動く騒動となり――。悩み深き若者たちの日常と成長を爽やかに描く、青春時代小説シリーズ第三弾!
内容説明
親友の龍治の千紘への恋心と、妹の千紘も龍治を憎からず思っていることを知った勇実。複雑な思いを抱えながらも、二人を温かく見守ることにした勇実だが、自身は千紘と仲良くなっていた亀岡家の菊香がなんとなく気になる存在に。兄、妹、親友、そして妹の親友。若者たちの関係が微妙に変わりつつあるなか、白瀧家の屋敷に怪しい影が忍び寄る―。悩み深き若者たちの日常と成長を爽やかに描く、青春時代小説シリーズ第三弾!
著者等紹介
馳月基矢[ハセツキモトヤ]
1985年長崎県五島列島生まれ。京都大学文学部卒、同大学院修士課程修了。2020年、小学館時代小説文庫から『姉上は麗しの名医』でデビュー。『拙者、妹がおりまして』が第九回日本歴史時代作家協会文庫書き下ろし新人賞を受賞し、時代小説界の期待の新星として注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 医療通訳4.0



