出版社内容情報
柳生の里からの刺客、柳生全九郎はひとまず去ったが、今度は肥前の新陰流の遣い手が動き出したとの噂が徳川竜之助のもとに届く。一方、年が明け賑わいが戻ってきた江戸の町では、犬が辻斬りにあったり、火の見櫓から降りてこない男が現れたりと、奇妙な事件がひっきりなしに起こっていた。傑作時代小説シリーズ新装版、第四弾!
内容説明
激闘を経て、柳生新陰流の遣い手、柳生全九郎は姿を消したが、今度は肥前新陰流の刺客が徳川竜之助の身を狙い動き出しているとの噂が届く。一方で、年が明けていつもの慌ただしさが戻りつつある江戸の町では、人ではなく犬が辻斬りに遭ったり、火の見櫓に立てこもり降りてこない男が現れたり、大川を泳ぐ幽霊が目撃されたりと、奇怪な事件が立て続けに起こって竜之助を悩ませていた。傑作時代小説シリーズ新装版、第四弾!
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年生まれ。93年に『黒牛と妖怪』で第17回歴史文学賞を受賞し、デビュー。2015年に『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。