出版社内容情報
左近の想い人のお琴が囚われの身となってしまった。新しい宿坊ができた祝いの席に招かれた寺で、祝宴の最中に賊が押し入り、他の招待客と共に人質にされているという。賊は周囲に油をまき容易に手が出せぬ状況のなか、住職の賢隆の身柄の引き渡しを要求しているようだ。急ぎ寺に駆けつけた左近は、お琴たちを助け出そうとするのだが――。葵一刀流が悪を斬る! 大人気時代小説シリーズ、絶好調第七弾!!
内容説明
己が娘への将軍綱吉の寵愛を背景に、幕閣内で大きな力を持つようになった老中冬木有泉。綱吉の側近である柳沢保明をも凌ぐ勢いの冬木に乞われ、左近は冬木の庶子の旗本、磯田頼時をそば仕えとして預かることになる。真面目で穏やかな人柄と、己によく似た境遇の頼時に好感を抱く左近だが、頼時の胸中には、暗い思いが秘められており―。葵一刀流が悪を斬る!大人気時代小説シリーズ、刮目の第七弾!!
著者等紹介
佐々木裕一[ササキユウイチ]
1967年広島県生まれ。『ネオ・ワールドウォー』(経済界)を2003年に発表し、以降、架空戦記を中心とした執筆活動に入る。2010年より活躍の舞台を時代小説に移行し、人気シリーズを数多く発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やま
74
左近の愛刀安綱が悪を成敗します。シリーズ7作目。字の大きさは…大。この物語は、甲府藩主・徳川綱豊が、5代将軍・徳川綱吉の養嗣子となり江戸城西の丸に入る、あとの6代将軍・徳川家宣の若き日の逸話です。浪人新見左近を名乗り、秘剣葵一刀流でさまざまな悪党を成敗します。今回の物語は、ドロドロした所が多く、読後感が良いとは言えない。しかしこの物語は、簡単明瞭で、勧善懲悪です。読んでいてスッキリしますが、今回は、少しやり過ぎかも(笑)。なお、最後に岩倉具家と美しい光代の披露宴が行われてハッピーエンドで終わります。2021/07/26
さるお
0
目出度い。2023/06/25
よしぜん
0
★★★⭐︎⭐︎ 2022/09/23
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- 和書
- 乱デブ