出版社内容情報
江戸に大量の贋小判が出回っていた。このままでは身上をつぶすと弱り果てた大店の主たちの前に現れたのは、千里眼を持つ?龍という胡乱な人物。だが、大坂の米相場を公儀よりも早くに知ることができるその能力によって助かったと一堂は大喜び。不穏な動きの裏で上様の愛妾、富士島ノ局とその父・住吉屋藤右衛門の恐るべき策謀が進む! まだまだ若君の身代わりを務めている八巻卯之吉は贋小判の見分け方を編み出すなど活躍していたが、今度は若君と間違われて攫われてしまった!! 笑えて感動して、の超級時代エンターテインメント!
内容説明
江戸の町に大量の贋小判が出回っていた。弱り果てた大店の主たちは千里眼を持つという呑龍を頼る。小判の値が下がれば米価が上がる。呑龍は遠く大坂の米相場を見通し、投機に賭けた一堂は一転、大儲けで大喜び。だが、その裏には江戸一の豪商・三国屋を追い落とし、幕府の実権をも手に入れようとする住吉屋父娘の大それた野望があった―騒擾の渦中にあっても、卯之吉はいつもと同じ。頼もしき知識、財力、胆力(?)によって巨悪の息の根を止める!
著者等紹介
幡大介[バンダイスケ]
1968年、栃木県生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒業。テレビ局嘱託職員、CM制作会社に勤務。95年、文筆業に転じフリーライターとして活躍。2008年「天下御免の信十郎」シリーズ(二見時代小説文庫)で時代小説作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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