出版社内容情報
……千代に似ている! ならず者たちに追われていた娘を助けた華町源九郎は、その面差しに亡き妻の面影を見た。聞けば、小料理屋を営んでいる娘を妾にしようと、ヤクザの親分がしつこく迫ってくるのだという。源九郎は、はぐれ長屋の住人たちと事態の収拾に乗りだす。大人気シリーズ第49弾!
内容説明
馴染みの飲み屋、亀楽からの帰路、華町源九郎はならず者に追われていた娘を助ける。おゆきという名のその娘は、柳橋を根城にするヤクザの親分・権蔵から、若女将を務める小料理屋を狙われ、自らも情婦にされんとしているのだった。おゆきの持つ眼差しに亡き妻の面影を見た源九郎は、長屋の仲間たちとともに権蔵の手から彼女を守ることを決意する。大人気時代小説シリーズ、待望の第四十九弾!
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。90年『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞。自らの剣道体験をもとに、剣豪小説の第一人者となる。著作は300冊を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いつでも母さん
165
これだけ長く続いていると安心して読めるのが好い。が、次は50巻目だものドドーンと変化も期待しちゃう。いやいやいつも通りがいいのか?そんな今回、源九郎の心の中には今も亡き妻・千代がいるのだなぁ。2020/08/31
toshi
9
シリーズも第49弾。 マンネリ感はあるものの、中毒患者は読まずにいられない。。 おゆきと彼女の店小鈴は今後登場しそう。2024/08/16
ひさか
6
2020年8月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ49作目。亡き妻の面影がある、おゆきを守る源九郎の活躍が楽しい。おゆきはいくつくらいなんだろう。ラストで、一晩中将棋が指せると喜ぶ菅井が面白い。好きなんだなぁ将棋が。2020/10/12
犀門
4
No.001★★★☆☆2012年の一冊目。このシリーズも遂に第49巻に。自分でも良く飽きずに読んでると思うわ。まぁ、ストーリーはいつものパターンです。2021/01/01
goodchoice
4
今回は源九郎中心に話が進み、いつも通りの鉄板の展開だった。このシリーズもついに49巻となり、次はいよいよ50 巻となる。区切りの良いところで大団円か?2020/10/09