出版社内容情報
浅草鳥越明神の参道にある古い茶店に、ある晩、何者かが忍び込み、奥の部屋の床板を剥して大きな穴を掘っていった。何も盗まず、ただ穴を掘っただけでその場を後にした人物の目的とは何なのか!? 報せを受けた北町奉行所臨時廻り同心の白縫半兵衛は、この奇妙な事件の探索に乗り出す。書き下ろし人気シリーズ第九弾。
内容説明
浅草鳥越明神の参道にある古い茶店に、ある晩、何者かが忍び込み、床下に大きな穴を掘っていった。何も盗まず、ただ穴を掘っただけで茶店を後にした者の目的とは一体何なのか!?報せを受けた北町奉行所臨時廻り同心の白縫半兵衛は、この奇妙な事件の探索に乗り出す。「世の中には知らん顔をした方が良いこともあるさ」と嘯く半兵衛の人情裁きを描く、書き下ろし人気シリーズ第九弾。
著者等紹介
藤井邦夫[フジイクニオ]
1946年、北海道旭川生まれ。「特捜最前線」「水戸黄門」などテレビドラマの脚本家、監督を経て、2002年に作家デビュー。以降、時代小説で数々のシリーズを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
157
知らぬが半兵衛さん、新シリーズの最新刊。もう9弾!今回も安心して読める。久蔵と対な感じのこのシリーズも大好きです。柳橋の仲間たちと助け合うのも好きなところです。音次郎の昔の三下仲間・永吉が足を洗って無事に堅気になれて本当に良かった。ずーっと続いて欲しいなぁ。2020/01/31
やま
96
知らぬが半兵衛手控帖シリーズの29作目。新・知らぬが半兵衛手控帖シリーズ(第二期)の9作目。2020.01発行。字の大きさは…中。三下仲間、出戻り、招き猫、虎落笛(もがりぶえ)の4話。北町奉行所臨時廻り同心・白縫半兵衛の人情裁きが冴える。【招き猫】浅草鳥越明神の古い茶店を老爺と孫娘・おさきが営んでいる。朝来ると床下に穴が掘られている。そして、おさきが攫われるが…。【虎落笛】今年の春に頓死した呉服屋・越乃屋の隠居・宗右衛門の妾・おゆりは、薬種問屋・秀霊堂の主・勘三郎が、宗右衛門を毒殺したと思い調べるが…。2020/03/20
とし
78
新・知らぬが半兵衛手控帖「招き猫」9巻。安定感バッグンのシリーズ、柳橋の面々とも息も連携もバッチリで、半兵衛さんの人情裁き良いですね。2020/06/11
真理そら
43
安定の藤井節。表題作は大きな招き猫なのにもったいないと思ってしまった。2020/01/18
優希
38
安定した面白さですね。人情裁きが描かれながらもほっこりします。2023/01/28
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