出版社内容情報
宇津木新吾は牢屋医師を引き受けることになった。牢の掟や拷問、咎人への治療に疑問を抱きつつ働いていたが、押し込み強盗殺人の疑いの男が終始無実を訴えていたのが気になり調べてみると、ある企みにはめられ濡れ衣を着せられたようだ。新吾は男の潔白を証明することができるのか!? 好評シリーズ第十弾!
内容説明
松江藩のお抱え医師をやめた新吾は幻宗の勧めもあって、牢屋医師を務めることになった。その仕事は新吾の抱く理想の医療とはかけ離れたものだ。拷問を受ける者の施療もそのひとつだったが、一貫して無実を主張する男に新吾は注目する―。書き下ろし青春時代小説、シリーズ第十弾!!
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年東京都生まれ。データベース会社に勤務のかたわら執筆した「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。『土俵を走る殺意』で第11回吉川英治文学新人賞、『絆』で第41回日本推理作家協会賞長編賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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