出版社内容情報
上様からお預かりしている巨大犬「仁王丸」も四歳になり、雌に興味を示すようになってきた。八方手を尽くしたところ、ついに花嫁候補が見つかった。やはり四歳の雌のマスチフで、名は「弁天」。体重13貫(約50㎏)の堂々たる女丈夫である。が、初日に仁王丸が興奮のあまり突進したせいですっかり嫌われてしまう。わざわざ老中まで動かし長崎から招聘した珍犬、安易に返却するわけにはいかない。官兵衛は二匹の恋を実らせようと、御犬番の誇りを懸けて奮闘努力する! 笑いあり涙ありの御犬時代小説、感涙の完結編。
内容説明
公方様の御犬「仁王丸」も年頃になり、嫁とり話が持ち上がった。花嫁はやはり雌のマスチフで、名は「弁天」。体重13貫(約50kg)の堂々たる女丈夫である。が、初日に仁王丸が鼻息荒く強引に迫ったせいですっかり嫌われてしまう。わざわざ田沼老中まで動かし長崎から連れてきただけに、「気が合わなかった」ではすまされない。官兵衛は二匹の恋を実らせようと、御犬番の誇りを懸けて奮闘する。一方、小笠原家の三女・武の大奥奉公への面接試験「お吟味」も佳境を迎えていた―。笑いあり涙ありの御犬時代小説、感涙の完結編。
著者等紹介
経塚丸雄[キョウズカマルオ]
中央大学法学部卒業後、脚本家として活躍。主な担当作品に映画「連弾」(第25回城戸賞入選)「鴨川ホルモー」「THE LAST NARUTO THE MOVIE」などがある。時代小説デビューとなった「旗本金融道」シリーズ『銭が情けの新次郎』『銭が仇の新次郎』『馬鹿と情けの新次郎』『斬るも情けの新次郎』『情けが宝の新次郎』(双葉文庫)が、第6回歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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