出版社内容情報
江戸の由緒ある古寺が大規模改修されることになった。普請の目玉は五重塔で、塔の建造案を広く公募するという。「算術の腕を生かせる」との周囲の勧めもあり、柏木新助もさっそく建築案を考え始める。そんな折、新助の故郷・槇岡藩にいる父から、藩で一大事が起こったという報せが届く。その騒動にからみ、まだ見ぬ新助の実母の存在も明らかになり、新助は五重塔の件を放り出して、槇岡に急ぐ。大好評シリーズ第三弾。
山根誠司[ヤマネ セイジ]
著・文・その他
内容説明
寛永寺の本堂の落成を記念して、算額を奉納することになった。普請奉行から、算額作製の命を直々に受けた柏木新助は、ひと月で「魔方陣」を作らねばならなくなる。そんな折、新助は覆面男の集団に襲われている女を助ける。雪と名乗るその女から事情を聞くと、女の父親は魔方陣の大家だったが、図面を雪に託して、行方をくらましてしまったという。新助はさっそく、雪と共に父親の行方を探し始めるが…。注目のシリーズ第三弾。
著者等紹介
山根誠司[ヤマネセイジ]
1963年鳥取県生まれ。東京大学電子工学科卒業後、住友電工、東大先端科学技術センターを経て文筆の道へ。「大江戸算法純情伝」シリーズ(双葉文庫)が時代小説デビューになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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