出版社内容情報
五島列島の野崎島を後にした坂崎空也は、高麗との国境の島対馬に辿り着く。岬で彼の国を眺めていると対馬藩士に声をかけられ、滞在を許されることになった。そこで、対馬藩士に高麗船への同行を求められるが、厄介事に巻き込まれる予感がして――。累計2000万部突破「居眠り磐音 江戸双紙」に続く新たな物語。激闘の四番勝負が始まる。
佐伯泰英[サエキ ヤスヒデ]
著・文・その他
内容説明
五島列島の野崎島を後にした坂崎空也は、帆船肥後丸で対馬に辿り着く。岬で高麗の国を望みながら、渋谷眉月に想いを馳せていた空也は、対馬藩の重臣に声をかけられる。島での武者修行を許された空也だったが、領内に停泊している高麗船への同行を求められ―。累計2000万部を突破した「居眠り磐音 江戸双紙」に続く新たな物語。激闘の四番勝負が始まる。
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作『闘牛』以後、スペインをテーマにした作品を発表。99年、初の時代小説『密命』を皮切りに次々と作品を刊行、時代小説の旗手として高い評価を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
132
空也十番勝負 青春篇 「異郷のぞみし」5巻。空也の純真な素直な心気持ち心が、訪れる先々で受け入れられるんですね、遠く離れた江戸や、渋谷眉月さんたちの心境も覗けて増々面白くなりましたね、次巻も楽しみです。2018/07/07
KAZOO
103
今回は対馬にわたっての第四番勝負の話です。主人公の想い人の故郷の高麗に一番近い場所ということでこの島に来ます。ここでは、高麗人の剣豪との対決が待っています。かなり強く危機に陥りますが、その息子に教わったことを思い出して相手を倒して長崎へと向かいます。いつもながらどんどん強くなっていきますね。2018/08/11
初美マリン
69
相変わらずスカッとします。2018/09/07
はつばあば
55
私事ながら19歳の時対馬ではなく壱岐に一週間程滞在。若いって一時の事なんですねぇ。今はスピーディー。ゆとり教育の反動でしょうか。武者修行は剣のみに非ず。宮大工・陶芸・・私のように不器用な者には無理でしょうが(^^;。人に好かれるのも大事です。ほんと空也さんて人たらし。いやいや一芸に秀でるって他人を魅了しお節介を焼きたくなるのかも。?やっぱり美男だから?・・う~ん顔に全てが表れるのでしょうね。ヌベ~っとしててはあきませんね。奈緒さんも親として大変です。2022/03/23
よむよむ
52
空也様の剣の冴え渡ること、留まること無し!呆れかえるほど強いな〜 父様とはまた違う強さを感じますね。李遜督、めっちゃカッコイイ!そして良い人〜 奈緒さまの母としての覚悟がひしひしと感じる場面も良かったです。次巻が待ち遠しい!2018/08/24