出版社内容情報
"浦賀で暗躍する武器弾薬の密貿易一味を、馬庭念流の剛剣で押さえた幕府の密使・不知火隼人。だが、頭目の男は江戸城に護送される途中で舌を噛んで自害し、関与が疑われた札差の出雲屋も一家皆殺しされた。大奥御年寄・歌橋から伊賀者が操る門外不出の火器を授けられ、黒幕を追う隼人に、妖艶な女が近付いてくる。剣戟の名手による伝説の娯楽大作、装いも新たに登場!"
稲葉 稔[イナバ ミノル]
著・文・その他
内容説明
浦賀で暗躍する武器弾薬の密貿易一味を、馬庭念流の剛剣で押さえた幕府の密使・不知火隼人。だが、頭目の男は江戸城に護送される途中で舌を噛んで自害し、関与が疑われた札差の出雲屋も一家皆殺しにされた。大奥御年寄・歌橋から伊賀者が操る門外不出の火器を授けられ、黒幕を追う隼人の前に、妖艶な女が現れる。剣戟の名手による伝説の娯楽大作、装いも新たに登場!
著者等紹介
稲葉稔[イナバミノル]
1955年熊本県生まれ。脚本家などを経て、94年に作家デビュー。冒険小説、ハードボイルドを皮切りに、近年は時代小説に力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
87
葵の密使2巻。大がかりな武器弾薬の密貿易の真相と黒幕の正体を突き止める任務を受けた不知火隼人、歌橋から手渡された武器は煙玉、隼人の剣と煙玉うまく使いこなしていましたね。 2018/10/22
やま
63
馬庭念流の遣い手で幕府の密使を務める不知火隼人の活躍の物語です。不知火隼人は、将軍の側室、お波奈の方が、家慶の側室になる前に産んだ隠し子である。幕末。黒船の来航でゆれる江戸の町で、幕府百人組が管理する鉄砲を、百人組の根来組与力・久保鉄太郎が配下の同心三十人と、江戸城にある鉄砲などを持ち出し堺の廻船問屋・若松屋甚兵衛に売って五万両の儲けを企むが、不知火隼人が横浜村まで追っかけて阻止する。久保鉄太郎が集めた鉄砲は五百四十丁、玉薬(火薬)が三十貫目(112.5 kg)であった。→2022/11/10
とく たま
3
出生の謎な主人公!すこーし地味なのかな?次の巻に進んでみましょうかね。2021/11/12