出版社内容情報
裏小路で居酒屋を営む八雲兼四郎の武勇を見抜き、悪を闇に葬る浪人奉行の影役目を与えた升屋九右衛門が新たな”仕事”を頼んできた。東海道の大井村近辺で殺しが頻発し、大坂へと発った大番頭の安否が気がかりでならぬという。早速後を追った兼四郎が見たものは、僧と侍の無残な骸だった。必死で手がかりを探すなか、笑顔眩しい浜の娘おさちと出会う。大反響シリーズ、堂々の第四弾!
稲葉 稔[イナバ ミノル]
著・文・その他
内容説明
裏小路で居酒屋を営む八雲兼四郎の武勇を見抜き、悪を闇に葬る浪人奉行の影役目を与えた升屋九右衛門が新たな“仕事”を頼んできた。東海道の大井村近辺で殺しが頻発し、大坂へと発った大番頭の安否が気がかりでならぬという。早速後を追った兼四郎が見たものは、僧と侍の無残な骸だった。必死で手掛かりを探すなか、笑顔眩しい浜の娘おさちと出会う。大反響シリーズ、堂々の第四弾!
著者等紹介
稲葉稔[イナバミノル]
1955年熊本県生まれ。脚本家などを経て、94年に作家デビュー。冒険小説、ハードボイルドを皮切りに、時代小説に力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
95
浪人奉行 四ノ巻。兼四郎、官兵衛、定次ますます良いコンビニなってきましたね次巻も楽しみに。2018/08/01
やま
49
浪人奉行・八雲兼四郎の活躍の物語です。諸国は、飢饉により荒れはてていた。それは、天候不順による暖冬と旱魃、洪水、さらに岩木山、浅間山の噴火による。とくに東北地方は悲惨を極め、ひどい食糧危機に陥り、ときには人肉を食らい、あるいは草木に人肉を混ぜ、犬の肉と称して売ったりするほどであった。此度は、東海道の品川宿の先、大井村で三人を殺し金を奪う人斬りがでたことを知った麹町五丁目の呉服屋「岩城枡屋」の主人である久右衛門は驚きます。岩城枡屋の大阪高麗橋一丁目にある大阪本店の大番頭・小右衛門たち三人が、2024/08/18
ひさか
3
2018年4月双葉文庫刊。書下ろし。シリーズ4作目。江戸のはずれに出没する悪を成敗する八雲兼四郎、寛兵衛、定次の活躍は定番化しています。マンネリ感満載です。2018/08/05
犀門
2
No. 122★★★☆☆第2巻、3巻を読み飛ばしてしまってて焦ってる。2018/07/13
Giyaman Teialuji
1
読みやすいよね、展開がまるで脚本を読んでるようで明快。そう思ったら、元脚本家だったんだね(^o^;)2018/09/23