出版社内容情報
鈴木英治[スズキ エイジ]
著・文・その他
内容説明
秀士館の門人が、相次いで頭巾の侍に襲われた。侍は捨て台詞に湯瀬直之進の名を出したという。だが渦中の直之進は、館長の大左衛門から大山・阿夫利神社への納太刀を頼まれる。同行する塚ノ介、珠吉との賑やかな旅路に、邪悪な影が忍び寄る。道中知り合った訳あり父娘の厄介事も背負い込み、大山詣は益々穏やかならざるものに。因縁の対決の火蓋が切られ、山間の清流に鋭い刃音が響き渡った。書き下ろし人気シリーズ第三十九弾。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。99年、『駿府に吹く風』(刊行に際して『義元謀殺』に改題)で第一回角川春樹小説賞特別賞を受賞。作品多数。気鋭の時代小説作家として注目されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
100
口入屋用心棒「隠し湯の効」39巻。上覧試合で直之進破れた末永弥五郎が直之進の関連ある人を襲い最後に直之進を追い詰め復讐しようとする。直之進、琢ノ介、珠吉三人の旅良かったですよ、さてさて三人それぞれの大山詣でのご利益は次巻期待です。2018/03/30
ぶんぶん
18
【図書館】シリーズ、第三十九弾! 今回は館長の大左衛門の頼みで大山・阿夫利神社へ木刀の納刀をする事に。 これは、納太刀を理由に隠し湯に直之進を休めさせようとする大左衛門の温情であった。 一方、道場の門人の襲撃をの矛先を自身に向けさせる直之進の計略も。 大山に向かう、直之進、琢ノ介、珠吉に迫る、末松弥五郎の凶刃が。 やくざ者も絡み、意味深な父娘連れも交えて大山行は益々危険な事に。 御前試合の敗者・弥五郎が登場するが、余りにも理不尽、短慮な振る舞いに激怒した。 無事に江戸に戻るが、左手が直るのが早過ぎ。2023/09/24
蕭白
11
久しぶりにこのシリーズを読了。思っていた以上に先が出版されているようでビックリでした。頑張って追いかけます。しかし、主人公はどんどん無敵になっていきますね。2020/11/12
ひさか
5
2017年12月双葉文庫刊。シリーズ39作目。湯瀬直之新を恨みに思う剣士を引き連れての大山詣の道中記。前巻同様、これも1話完結のお話で、最近はちと物足りない感あります。2018/03/08
わたしは元気
4
御上覧試合での相手に逆恨みされるというお話。 信玄の隠し湯 中川温泉に浸かり左腕の痛みが無くなるというけど、一晩でそんなに良くなるなんて、、、 私も行ってみたい。2023/04/23