双葉文庫<br> 猫でござる〈1〉

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双葉文庫
猫でござる〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 310p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575668520
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



柏田道夫[カシワダ ミチオ]
著・文・その他

内容説明

拙者は猫でござる。あちきはねこでありんす。あっしはネコでござんす―お江戸の猫は知っている。生きる喜び、生きる悲しみ、さだめの苛酷さ、この世の情け。愉快で気ままでときどきホロリ、名前はなくとも誇りはある。映画『武士の家計簿』脚本家・柏田道夫が描く、心がモフッと温まる傑作時代小説シリーズ第一弾!

著者等紹介

柏田道夫[カシワダミチオ]
1953年東京都生まれ。青山学院大学文学部日本文学科卒。脚本家、小説家、劇作家。95年、第2回歴史群像大賞、第34回オール讀物推理小説新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

九月猫

54
読み始めてすぐに「あ、苦手な文体……」。2話読んでやめようかなと思ったのだけど、一通り(※コメ欄)の3話目までは読もうと思い直したところ、この3話目「あちきは猫でありんす」がよかった。大見世の花魁から中見世の遊女になった浮雲と売れていない浮世絵師の国芳。猫の“あちき”が見たふたりの情愛。これがよかったのでけっきょく最後まで読んじゃったけど、次の巻はどうしよう。半分を過ぎた頃に文体にも慣れたし(でも好きじゃない)、本編?の最後が気になるところで終わっているので、読もうかな……。うーん。2017/12/16

あつひめ

40
最近時代小説も読むようになり 古本屋さんで購入してから三巻まであることを知った。語りが交互で紛らわしいところもあったが、それぞれの物語として読むとそれなりに楽しめた。猫がたくさん出てくるのも気持ちがほっこりする。人では語りきれないところを猫が語るような…ほんと、猫って人の心を読んでる気がするよ…と一人突っ込みしながら読み進めた。続編を早く手に入れて続きが読みたい。成郎吉とお玉の定めが気になる。2020/04/05

moonlight

27
表紙のつぶらな瞳に吸い寄せられて手に取ったけど…うーん。猫の蚤取り業のお玉と盗人稼業のなろ吉の話が交互に語られ、なんだかまとまりのない短編集だと思っていたらいきなり2人には因縁があるらしいと判明するも…その先があまりそそられない。シリーズ続けて読むかは保留。2023/11/18

Nazolove

27
こういう本を買ってしまう辺り、猫好きと言わざるをえなくなってしまうのか、なんて思った。 全ての話が猫視点で書かれているのでこういう猫なら面白いなぁ、こんなこと猫思ってんのかな、なんて考えるだけでなかなか(=^ェ^=)好き猫買いとしてはニヤニヤ?なんてしてしまう。 花魁の猫の話とラストの武士猫の話がなかなか面白いので皆さんおすすめ。2018/03/14

ユズル

24
映画『武士の家計簿』の脚本家が描く猫よりの時代小説。映画も面白かったし期待しながら読み始めましたら、さすがにハズレなし! ほっこりしたり、ホロリとしたり。これも映画やドラマ化出来そうだなと思いました。忍者同志の闘いの結果が知りたくて知りたくて! 次の2巻目に続くのでしょうか? 国芳と猫だったり、流行りの西郷どんだったり、実名もふんだんに楽しめました。2018/02/25

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