出版社内容情報
金子成人[カネコ ナリト]
著・文・その他
内容説明
女に金を騙し盗られ、逗留を余儀なくされた岡部宿をあとにした『渡海屋』の若旦那の巳之吉は遅れを取り戻すべく先を急ぐ。小夜の中山峠も無事越えて見付宿に辿り着くが、無理が祟ったのか、街道の辻で倒れてしまう。目浚え女のおしげに助けられ、事なきを得た巳之吉だが、おしげの家にしばらく厄介になることになり―。愛嬌たっぷりの若旦那が繰り広げる、笑いと涙の珍道中!時代劇界の超大物脚本家が贈る痛快シリーズ第二弾!!
著者等紹介
金子成人[カネコナリト]
1949年長崎県生まれ。会社勤めのかたわら倉本聰に師事し、72年『おはよう』で脚本家デビュー。数々の人気作品を手がける。2014年「付添い屋・六平太」シリーズ(小学館文庫)にて小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蕭白
11
まずまず面白かったです。もう少し追いかけてみます。2020/12/06
とこ
5
だんだんと面白くなってきました。鈍感でお調子者の若旦那ですが、出会った人の秘めた悲しみや葛藤は察することができるようです。伊佐蔵が気になります。2018/07/12
sai
5
図書館本・・・相変わらず京へ上る若旦那の歩みは鈍い(笑) 若旦那よりも伊佐蔵が気になってしょうがない(爆)2017/06/18
Suzu
1
若旦那道中双六シリーズ第2弾。第2話目さらえ女のおしげが気の毒すぎる。悲しい気持ちになった。第4話人斬りで巳之吉が、どうしたら喧嘩に強くなれるかと鬼吉に聞いた時言われた言葉「喧嘩が強いだけが男じゃない。いくら喧嘩が強くたって荒れた海にゃ敵いっこねぇ。荒れたときには静まるまで待つんですよ。そこでてめえの力量も知らずに海に乗り出せば死にます。そういうのを身の程知らずというんです」深い。いつも適当で行き当たりばったりの若旦那。すっとこどっこいはてめぇだよと言ってやりたい。そして次巻に進む。2018/11/19
宮川課長
1
江戸っ子の気質が出る珍道中日記。 軽く楽しく読めますね。 次は「べらんめい」ですかね?2017/11/13