出版社内容情報
鈴木英治[スズキ エイジ]
著・文・その他
内容説明
将軍家の肝煎りで、日の本一の剣客を決める御上覧試合の開催が決まった。主君真興の推挙を受け、湯瀬直之進は予選が行われる駿州沼里の地を踏んだが、城下を押し込みの一団が跳梁していた。その探索に乗り出そうとした矢先、直之進の前に尾張柳生の遣い手が現れる。果たして直之進は故郷に平穏を取り戻し、上野寛永寺で行われる本戦出場を果たせるのか!?人気書き下ろしシリーズ第三十六弾。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。1999年、『駿府に吹く風』(刊行に際して『義元謀殺』に改題)で第一回角川春樹小説賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
100
口入屋用心棒「天下流の友」36巻。今回は上覧試合の東海代表選のため故郷沼里が舞台、直之進と左之助の友情と活躍樺山富士太郎と琢ノ介の活躍が無いのは残念。2017/08/14
ぶんぶん
15
【図書館】シリーズ、第三十六弾! 今回は将軍直々の上覧居合が行われる事に、決勝は上野寛永寺だがその予選が各地で行われる。 東海地区の予選が名古屋ではなく、沼里との事、尾張柳生と将軍はよほど相性が悪いらしい。 沼里の代表として直之進が選ばれるが、という事は尾張柳生の剣客を破らねば勝てないという事に。 沼里に着いた直之進と佐之助の前に「押し込み」の一味の跳梁があった。 上覧試合と押し込み一味、難題を抱えて直之進が挑む。 徐々に流れを変える「口入屋用心棒」さてどうなるか・・・2023/09/20
ひさか
3
20173月双葉文庫刊。書下ろし。シリーズ36作目。将軍主催の上覧試合に出ることになった直之進。鈴木さんの描くチャンバラは、あいかわらず、ストレートで楽しい。2017/06/09
zatugei
2
シリーズ36弾。御前試合というわかりやすいストーリー。沼里での話なので富士太郎が登場しないのがさびしい。2024/05/06
ばるたん
2
一巻でまとめず、もう少し長くしても良いような題材だとも思います。さてさて気にかかる人はどうなるのか。次号へ。。2023/10/17