出版社内容情報
風野真知雄[カゼノ マチオ]
著・文・その他
内容説明
愛坂桃太郎と芸者の珠子・桃子母娘が住む「かわうそ長屋」に、またもや妙な住人が入ってきた。いつも旅人の恰好をして近隣の宿屋へ出かけていくのだが、そこには泊まらずに、夜になると長屋へ帰ってくるのだ。薬の行商でもしているのか?どうにも気になった桃太郎が身辺を探ると、宿屋で商売をしている気配すらないという。いったい、そいつは何者なのか。大人気シリーズ第七弾!
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年生まれ。93年に「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞受賞。『沙羅沙羅越え』(第21回中山義秀文学賞受賞作)などの著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
107
わるじい秘剣帖「やっこらせ」7巻。かわうそ長屋に越してくる住人一癖ありそうで、桃子のために桃太郎爺爺も忙しくて大変ですね、最後に越してきた拷問屋啓蔵さんは桃太郎爺爺と息が合いそうなのかな?岡崎玄蕃とはまだまだ波乱がありそうで次巻が待ち遠しい。 2017/12/10
タツ フカガワ
56
シリーズ7作目は5話の連作。愛坂桃太郎と孫の桃子、母親で芸者の珠子が住む長屋には胡乱な店子が住んでは騒動を起こすことから、大家の弥兵衛に入居希望者の人選を任される桃太郎、というのが「人より犬」の前段で、これが落語の滑稽噺のように面白かった。ちなみに、相手を見ずに横を向いたまま刀を打ち込む“横向きの剣”は残念ながら秘剣には至らず(「拷問飯」)。2024/09/16
kei302
44
『猿でもわかる人相学』を読んで店子の面接に備える〈かわうそ〉長屋の大家:弥兵衛、がんばれ。拷問師の啓蔵、案外いい人。前作の危険な気配の続きは最後の方にようやく出てくる。引っ張るなぁ。続くのは嬉しいけど。2020/07/06
美月0217
28
もしかしてわるじいが長屋に住んでから、何かとある人が越してくるのでは?大家さんも大変だ~(笑)そしてそして・・珠子はもしかして自分で商売に気持ちが動いているのかな・・?ってとこでああ・・また古本屋で続きみてこなきゃ~~2018/06/07
み
27
さくさくと♪ちと中弛みなような^^;じじ馬鹿が、微笑ましいのは変わらず。2017/07/17
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