出版社内容情報
風野真知雄[カゼノ マチオ]
著・文・その他
内容説明
越後屋の向かいに妙な店が出現した。なんと家の屋根から壁まで、すべて真っ黄色に塗りたくられているのだ。いったい誰が、どういう目的でこんなことをしたのか。しかも、いつまで経っても、店を開ける気配するない。不審に思った愛坂桃太郎が調べを進めていくと、これまで越後屋に数々の嫌がらせを仕掛けてきた張本人の存在が浮かび上がってきた。大人気シリーズ第六弾!
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年生まれ。93年に「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞受賞。『沙羅沙羅越え』(第21回中山義秀文学賞受賞作)などの著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
109
わるじい秘剣帖「おったまげ」6巻。越後屋の件が解決しホットしたのも束の間、珠子関わる事件発展しそうな、珠子=桃子、桃太郎じじいさんガンバレ。朝比奈さん体調が良くなり良かった。 2017/10/25
タツ フカガワ
54
人死にもあった数々の越後屋への嫌がらせの張本人が明らかになるシリーズ6作目だが、ちょっと引っ張りすぎた感もあって意外な犯人の驚きが軽減されたかも。代わって深川の外れにある寺に78人の死体が持ち込まれ密かに埋められたという情報に愛坂・朝比奈の息子たちが探索を始める、という「居候の腹のなか」が面白かった。次作が楽しみ。2024/09/10
kei302
42
桃子の子分、ねね子・仔猫(♀)がレギュラー入り。一番大事なのは孫の桃子。次に大事なのが朋友の朝比奈さん。友だち思いの桃さんはいいヤツです。越後屋問題は解決。と思ったら、かわうそ長屋の新しい店子は拷問師。そして、珠子にも仁吾にも危険な気配が迫ってきて次巻へ続く。 2020/07/01
はにこ
39
長く続いていた越後屋問題がやっと解決。どんなどす黒いものが隠れているのかと思っていたが予想外の黒幕だった。もうちょっと伏線が欲しかったかなー。仁吾が不穏な場所に飛び込み、珠子は大御所から狙われとまだまだお爺ちゃん侍はゆっくりできなさそう。ちょっとずつ成長している桃子がまた可愛らしかった。2020/11/19
み
30
さくさくと♪越後屋さんの件が解決したと思ったら、最後に次の火種が^^;でも、じいさんずは大丈夫と信じてます。2017/04/07