出版社内容情報
飯島一次[イイジマ カズツグ]
著・文・その他
内容説明
美貌に加え、謎解きの才までもが江戸中に広まり、“室町小町”お雪を訪ねてくる者は引きも切らず、呉服屋・三浦屋は連日、押すな押すなの大混雑。主の善右衛門は騒ぎに疲れ切り、お雪もますます自室に引きこもってしまう。そんな折、お雪が愛読する戯作者の山東京伝本人が三浦屋にやってきた。京伝はお雪に、ある人物の正体を突き止めて欲しいと依頼してくる。人気シリーズ第三弾!
著者等紹介
飯島一次[イイジマカズツグ]
1953年、大阪生まれ。大阪芸術大学舞台芸術学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ごへいもち
12
写楽の謎でシリーズの力尽きたのか、これで終わりらしいのはちょっと残念2024/03/02
マカロニ マカロン
5
個人の感想です:A-。19歳、美人で大店の一人娘だが、引きこもりで見知らぬ人と話すのが大の苦手という室町小町のお雪。前2作の謎解きのせいで、人探しなどの依頼が殺到。そこに戯作者の山東京伝から大々的に売り出したものの、今では消えてしまった絵師東洲斎写楽は誰なのか調べて欲しいという依頼が舞い込む。弁天の辰吉親分や女中お虎の助けを借りて捜査を開始する。喜多川歌麿、十返舎一九、曲亭馬琴ら寛政期の著名作家が続々登場してくる。阿弥陀小僧シリーズの兄中村捨蔵まで復帰。さすがに名代の大物相手ではお雪の分が悪かったようだ。2016/09/20
めにい
4
江戸時代を舞台にする作家さんは、写楽について書きたいのだろうとは思うけれど、お雪に解かせるにはあまりに大きな話になってしまったような。2016/09/19
ミント
0
★★★★2020/11/20