出版社内容情報
黒木久勝[クロキ ヒサカツ]
著・文・その他
内容説明
丁子屋宗主、宗十郎が京から江戸に現れた。亡き父仙三郎をよく知っていると話す宗十郎に警戒感を抱くおりん。一方、同心見習いの源吾は、おりん襲撃に丁子屋が絡んでいるのを突き止めた矢先、曲者に斬られてしまう。おりんは怒りと不安のなか、吉原で丁子屋との香競べに挑む。同席した宗十郎と水戸徳川家の家老、武常重道は、おりんが庭から掘り出した伽羅を見て目の色を変える。江戸が香る話題の書き下ろし第三弾。
著者等紹介
黒木久勝[クロキヒサカツ]
1973年、大阪市出身。高校卒業後、映画『東京フィスト』のスタッフとして参加するために上京。以降、塚本晋也監督の助監督を務める。また、フリーのディレクターとして、テレビ番組制作に従事。2007年、映画『悪夢探偵』で脚本家デビュー。2015年、「鬼がらす恋芝居」シリーズ(双葉文庫)で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
天笑院たか姫
5
シリーズ第三弾!いつも、おりんが危ない時に駆けつけてくれる真木野左内がまたまた、負傷したおりんの元へ駆けつける。でも、犯人と顔見知りのようだ。次巻では真相が明かされるのか、楽しみです。2016/12/15
藤よい
4
父の敵の正体が見えてきました。香競べの前に桃里から「気をつけて」と言われてるのに、一人で敵がいる場に行くのは無謀です…。案の定、帰り道に長谷川に襲われて、寸前のところで佐内が助けるのは前回と同じパターンですね。 もう少し警戒心を持って!おりんさん。2020/01/18
goodchoice
1
第3巻となるが話の展開が相変わらず遅く、同じような話の繰り返しでつまらない。第4巻もあるようだがもう止めておこう。2019/10/13
豆狸
1
この3巻が一番よかったですよ。2017/06/15
真理そら
1
嗅覚の鋭いおりんが左内に気づいたとき、二人の関係はどうなるんだろうと楽しみにしている。新刊が出るのが待ちきれません。2017/01/24