出版社内容情報
鈴木英治[スズキ エイジ]
著・文・その他
内容説明
雨上がり、家族とともに和やかなときを過ごしていた湯瀬直之進が突如黒覆面の男に襲われた。さらに同じ日、秀士館の敷地内にある古びた祠のそばから、戦国の世に埋葬されたと思しき木乃伊が発見され、日暮里界隈が騒然となる。野次馬を巻き込んでの騒ぎが一段落したと思われたその矢先、今度は新たな白骨死体が見つかり…。人気書き下ろしシリーズ第三十五弾。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。1999年、『駿府に吹く風』(刊行に際して『義元謀殺』に改題)で第一回角川春樹小説賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
87
口入屋用心棒「木乃伊の気」35巻。今回も面白かったですね、直之進さん、佐之助さん、富士太郎さん別々の動き探索をするのに最後は一つに繋がりましたね、そろそろ琢ノ介さんにも活躍して欲しいですね。2016/12/29
真理そら
24
なによりも一冊で完結したのが嬉しい。木乃伊が出てくる、続いて白骨死体も出てくる…広大な敷地を持つ秀士館ではいろんなことがある。おきくさんは横恋慕されてしまうし、美人もいろいろ大変だ。でも、もはや口入屋用心棒の物語ではなくなってる気がする。2019/05/15
ぶんぶん
16
【図書館】シリーズ、第三十五弾! 今回のタイトルはいただけない、これ見よがしの題だが全然、木乃伊が関係していない。 鈴木氏よいい加減にしなさい! 雨上がりの朝、突然、暴漢に襲われる直之進。 どう考えても思い当たる節が無い、そうこうしている内に、白骨死体が発見され、その身元を調べる事に。 結局、色狂いの殿様が黒幕と判り、おきくが狙われた事に端を発する直之進襲撃であった。 先ずはどうという事の無い事件だった。 時間の流れが前回一気で今回はゆるゆる、どうなっているのか・・・2023/09/19
rakim
9
前話が2巻続きの大作?だったので、次のこれは「謎→疑惑→探索→黒幕→解決へ」という安定の流れ(笑)。剣の達人であろうが、悪人に対峙していようが基本的にほのぼのした主人公達が好きなのでつい読み続けているシリーズです。タイトルで「今回はホラー入ってる?」と思うのは間違い。2017/06/12
蕭白
6
この巻で完結のお話でした。直之進の勤める屋敷から木乃伊が出て・・・。別々の方向に向かったはずの直之進たちが最後に集まってくる描き方は、わかっていても楽しいです。2017/07/01