出版社内容情報
飯島一次[イイジマカズツグ]
著・文・その他
内容説明
神田お玉が池で、日本橋の質屋「上州屋」の娘が首を吊っているのが見つかる。縁談も決まっていた娘の自死に納得のいかない上州屋の主は、呉服商「三浦屋」の箱入り娘・お雪に真相を探ってほしいと依頼してくる。事件に興味を抱いたお雪は、再び女中のお虎とともに、独自の推理で調査を開始。お雪は死んだ娘が使っていた筆記具を見て、ある事実に気づく。話題の新シリーズ第二弾!
著者等紹介
飯島一次[イイジマカズツグ]
1953年、大阪生まれ。大阪芸術大学舞台芸術学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
15
文体がリズミカルで読んでいて気持ちが明るくなるので内容は大したことは無くても続きを読む2024/02/04
マカロニ マカロン
3
個人の感想です:A-。引きこもり傾向のある呉服商大店の一人娘お雪が主人公の安楽椅子探偵的な捕り物小説。会話文でテンポよく話が展開し、読みやすい。冒頭で首つり自殺をした娘の死因をお雪と弁天の辰吉親分が捜査していくが、子分との間の軽妙な会話が楽しい。戯作者の山東京伝、十返舎一九や絵師の喜多川歌麿なども出てきて時代背景が感じられる。神田松枝町とかお玉が池とか出てきて、古地図を片手に舞台となった場所を歩いてみるのも面白そうだ。中に出てくる「いわしの生姜煮」をつまみに一杯やりながら読んだら味わいが増しそう。2016/06/12
ミント
0
★★★★ シリーズ2作目。2020/11/18