出版社内容情報
坂岡 真[サカオカ シン]
著・文・その他
内容説明
芸者のおくう、幇間の粂太郎とともに大川に舟を浮かべ、涼をとっていた蛙屋忠兵衛は、小舟に並んだ若い男と後家貸しの女の屍骸を発見する。白い帷子を纏い、たがいの手に包丁を握っていた姿から、相対死にとして処理されるが、恨みの籠もった女の死に顔を目の当たりにし、殺しだと確信した忠兵衛は、調べをすすめはじめる―。蔓延る悪に引導を渡す、闇の男たちの活躍を描く、衝撃のシリーズ第二弾!!
著者等紹介
坂岡真[サカオカシン]
1961年新潟県生まれ。早稲田大学卒業後、11年の会社勤めを経て文筆の世界へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
115
帳尻屋仕置「婆威し」2巻。 又四郎さんもう少し前面に出て来て活躍して欲しな~、おぶんさんと帳尻屋忠兵衛としての関係が微妙、仙次との関わりが次巻ではどう展開していくのかな。2016/02/20
KAZOO
98
前巻最後でかみさんの父親が亡くなりますが、代わりに待ちに待っていた子供ができたようです。今回は表題作では現代日本の状況のような年寄りから金を巻き上げる輩を懲らしめたりします。また、主人公が盗賊から今のような状況になった経緯が少しづつ明らかになる感じです。元の盗賊の相棒が大坂に逃れていて、今回の事件でそこのつながりが出てきます。相も変わらない勧善懲悪作品ですが私には楽しめます。2025/05/11
いつでも母さん
74
まだまだ先は(続けて読むのか)分からないシリーズの2巻目(笑)仙次の存在が今後どう出るか、楽しみではあるな。口入屋の裏の顔が帳尻屋って、いつまでつれあい・おぶんに黙っていられるだろう・・願わくば二人はなにがあってもこのままでいさせてやりたいなぁ。今このような存在があったなら、日本の人口はかなり減る?2016/01/05
ベルるるる
24
成敗すべき許せない極悪人が出てきて帳尻を合わせる忠兵衛たち。 そんな話と並行して忠兵衛の妻おぶんのおなかが大きくなっていく。 忠兵衛もおぶんも幸せのただ中。 無事に産まれますように・・・。2019/04/30
あかんべ
8
仙次が上方で名の売れた盗賊の頭になっているらしい、願わくはおぶんや生まれてくる子供に何事もないことを祈るばかり。2016/01/11