出版社内容情報
坂岡 真[サカオカ シン]
著・文・その他
内容説明
江戸に強風が吹き荒れ、市中に黄砂が煙る頃。神田馬ノ鞍横町で口入屋を営む蛙屋忠兵衛は、小商いばかりで、うだつの上がらぬ毎日。昼酒を啖い、無聊を託つが、忠兵衛には女房のおぶんも知らぬ、裏の顔があった―。雲弘流の達人「殺生石」柳左近。不傳流の若武者、琴引叉四郎。そして稀代の仕掛人、「帳尻屋」忠兵衛。蔓延る悪に引導を渡す、闇の男たちの活躍を描く、痛快無比の新シリーズ参士!
著者等紹介
坂岡真[サカオカシン]
1961年新潟県生まれ。早稲田大学卒業後、11年の会社勤めを経て文筆の世界へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
125
帳尻屋仕置「土風」1巻。帳尻屋シリーズの第二弾、左近さんの雲弘流の剣素晴らしいですね又四郎さんがちょっと冴えない感じで登場ですが、仕掛人の忠兵衛さんがなんとかしてくれるでしょう次巻が期待される。2015/12/09
KAZOO
88
坂岡さんの鬼役シリーズやうぽっぽシリーズが楽しめたので他のシリーズも当たってみることにしました。「帳尻屋仕置」ということで、主人公は表の顔はしがない口入屋の主人ですが、裏の顔を持っていて仕掛人です。他のシリーズと同じように北町奉行所の人物から依頼を受けます。一人ではなく腕っぷしや剣が強い人物も助太刀します。3つの話が収められていて、口入屋として300人の供人を集めねばならない話などよく調べられていると思いました。2025/05/10
いつでも母さん
75
坂岡作家の新シリーズ1弾!面白そうな予感。もう2段目も出てるのね(汗)忠兵衛とおぶん夫婦も良い感じ。どうする私❓追いかけるか?否か・・とりあえずは次巻を読んで決めようか。レビューにならずに申し訳ない_(_^_)_2015/11/15
ベルるるる
24
「帳尻屋始末」シリーズの続き。登場人物は同じなんだけど、主人公が入れ替わったのかな?2019/04/28
深青
16
あれ...?もしや、この前にシリーズがあるのかな?タイトルに惹かれて手に取りました。この巻から読んでも全く問題はありません。しがない口入れ屋の裏の顔は...。恋女房に頭は上がらないけれど、侠気溢れる忠兵衛さんが好きです。前のシリーズを読めば、忠兵衛さんの過去が分かったりするのかな?2017/04/18