出版社内容情報
老人と若い娘がはぐれ長屋で男たちに襲われた。近ごろ、江戸の街に頻繁に出没し、目星を付けた美人を攫っていく集団の仕業らしい。源九郎たちは人攫い集団の正体を突き止めようと動き出すが、今度は事件を探っていた御用聞きが殺されてしまう。大好評シリーズ第三十四弾。
内容説明
老人と若い娘がはぐれ長屋で男たちに襲われた。近ごろ、江戸の街に頻繁に出没し、目星を付けた評判の町娘を攫っていく集団の仕業らしい。深手を負った老人は、長屋の仲間たちに娘の今後を託し、息絶える。源九郎たちは人攫い集団の正体を突き止めようと動き出すが、今度は事件を探っていた御用聞きが殺されてしまう。大好評シリーズ第三十四弾!書き下ろし長編時代小説。
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年、埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。1990年、『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビュー。剣豪・人情時代小説で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
95
はぐれ長屋の用心棒「怒れ、孫六」34巻。孫六さん中心で大活躍の巻でした。2015/11/23
toshi
10
中盤にはぐれ長屋の源九郎や孫六の目の前で、匿っていたお菊をさらわれてしまう大失態。 その後の展開は予定調和とはいえやっぱりクセになるこのシリーズ。2017/02/10
rakim
8
大がかりな若い娘さんの誘拐事件に挑む巻。事件が概要のみで、もっぱら「探索して悪党一味をやっつけて娘さんたちを救助する」というお約束の展開で流れてゆきました。事件が大きくて敵も手強かったけれどちょっとあっさり。2015/10/02
あかんべ
5
人攫いはあの時代どれほどの罪なのか?他人に女郎屋の売り飛ばされたなんてのがあるが、なぜ可能なのか分からない。2015/09/28
史
2
懐かしき友の未練を果たすため、長屋の民は事件を解決する。2022/02/11