出版社内容情報
南町奉行の御用絵師の金蔵は、遠山金四郎に頼まれ、品川宿の外れにある安宿「遠州屋」に泊り込む浪人者らの似顔絵を描くよう命じられ、勝麟太郎とともに遠州屋の向かいの番所に張りこんでいた。そこに南町の隠密同心、安藤世之介が踏み込み、斬りあいとなってしまう。助太刀に入った金蔵は、取り逃した浪人の中に土佐者の姿を認め……。期待の新人、シリーズ第二弾。
内容説明
江戸の夜、神出鬼没の河童小僧が姿を現し、商家の屋根から小判をばら撒く騒ぎが起きていた。我先にと小判を奪い合う民衆の傍らで、大店の主の死体が発見される。そんな折、品川沖を夜な夜な航行する幽霊船の噂を聞きつけた南町奉行の遠山金四郎と絵師の金蔵らは、夜の江戸湊に舟を出すが…。次々と起こる豪商殺しの真相、そして幽霊船の正体とは!?期待の新星が放つ、書き下ろし本格時代小説、シリーズ第二弾。
著者等紹介
安芸宗一郎[アキソウイチロウ]
1956年、東京生まれ。日本料理専門雑誌の編集を経て文芸誌の編集者になる。その後、独立して広告業界に転身し、コピーライター及びプロデューサーとして企業のPRに従事。現在はフリーライター兼編集の傍ら小説を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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