内容説明
出奔した跡取り息子を連れ戻せば二百両―魚河岸の分限者、池田屋七兵衛に頼み込まれて俄然張り切る桜井慎之介。だが、世間知らずの若旦那は既に悪辣なゴロツキの手に堕ちており、事態は本所を取り仕切る儀侠・錦糸の行蔵一家との抗争に発展する。慎之介は若旦那を救い出せるか?男と男の落とし前の行方は?恋も剣も出たとこ勝負、読めば元気になる痛快新シリーズ第二弾。
著者等紹介
稲葉稔[イナバミノル]
1955年熊本県生まれ。脚本家などを経て、94年に作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
123
百万両の伊達男「落とし前」2巻。主人公桜井慎之介、今回は少し要領よく立ち回ったのかな進展あり、恐喝ではなく報酬?で手に入れた二百両次巻でまた騙され失ってしまうのか、次巻更なる成長を願う。2015/04/05
あかんべ
6
志は立派なのだが、どうにも好きになれない主人公。伊達男っていう割に格好良くないし縫の存在なんか都合上のつじつま合わせみたい。2015/01/29
goodchoice
1
第1巻もそうだったのだが主人公が軽すぎて、なんかつまらなく感じる。稲葉さんらしいのかもしれないが、もう少し登場人物のキャラクターを揃えて欲しい。このまま第3巻以降も続くのだろうか。2015/03/02
月華
1
図書館 図書館の新刊コーナーで見かけて。ちょっとご都合主義的な感じはありましたが、楽しめました。太兵衛は自業自得なのでは、とも思いましたが、父親と仲直りして無事実家へと戻りました。2015/02/11
ひろ
0
痛快な終わり方だった。慎之介、今回はちゃんと約束のお金もらえて良かったね。2016/04/09