内容説明
同じ町内で、季節外れの幽霊が出た。鎧武者の幽霊、美女の幽霊、金色の猫の幽霊…。ただ、出現した場所や時間は微妙に異なり、互いの関係もまるでわからない。竜之助に探索命令が下ったその晩、奇妙な殺しが起きた。はたして、幽霊騒ぎとの関係は?大好評「新・若さま同心」シリーズ、いよいよ最終巻!
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年生まれ。93年に「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベルるるる
27
とうとう終わってしまった。楽しかったです!風野氏の後書きが面白かった。お布団を引く場所も時間もなくて、畳でごろ寝w(゚ロ゚)w 椅子の背もたれが壊れても、買いに行く時間がなくて、背もたれのない椅子w(゚ロ゚)w2016/08/28
銀次
13
やよいさんの「アジとカボチャとゴボウの天ぷら」が超美味しそう。新シリーズでまた楽しめると思ってたのに、この巻で終わりとは寂しい。 もしまたシリーズが再開されるなら、『最後の剣』以後のエピソードを読みたい。風野先生、竜之助&やよい夫婦のために 、堂々ラブラブ生活を書いてあげてください!。2014/12/28
こおり
13
新・若さま同心(8) これでおしまいだってさ。今回も“妙な事件担当”として幽霊騒ぎを調べるうちに、ある藩内で起こった事件を見事解決した竜之助。このシリーズは「若さま同心徳川竜之助 全13巻」の途中のお話しで、見習い同心としての竜之助の活躍に着目して描かれており、ここで元のシリーズ5巻の「秘剣封印」に繋がっていくという流れだ。もっと読みたかったけれど、あとがきを読んで「風野さん…ほんとお疲れさまです。今まで無理言ってすみませんでした」と謝りたくなっちゃったよ。働きすぎだよねえ2014/11/16
rakim
12
このシリーズもとうとう終了。主シリーズの佳境となる時期までの竜之介の同心生活は奇妙な難(珍?)事件の数々でなかなか楽しく読みました。巻末の風野さんの後書きが、シリーズ物を数多く持っていらっしゃる作家さんの「腹の据え方」が垣間見えてなかなかのものでした。2015/04/27
カバン
12
若様同心シリーズは大好きだったので、これで最終巻なのが残念です2014/11/20