内容説明
はぐれ長屋に小さな娘を連れた武士がやってきた。訳ありの様子だが、武士のたっての頼みで父娘は長屋で暮らし始める。そんなある日、屈強な男たちが長屋に乗り込み、武士に襲いかかった。源九郎たちの助勢もあり、なんとか刺客を追い払ったが、それ以来、父娘を狙う影がちらつくようになる。大好評シリーズ第三十一弾!
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年、埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。1990年、『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビュー。剣豪・人情時代小説で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
90
はぐれ長屋の用心棒「娘連れの武士」31巻。このシリーズ30巻を通り越したよ凄い。ストーリは決まっているのでだが、今回は相手が弱かったのか、華町源九郎の派手な剣の見せ場が無く、寂しかったかな。2014/10/30
toshi
10
これで途中で抜けている巻はすべて読んだということで、新刊を待つ状態になった。 今回は菅井を「父上」と呼ぶ幼子が登場するところから物語が始まる。このシリーズも色々手が込んできた(笑)。 最後はいつものように事件を解決してめでたしめでたし。2017/05/16
あかんべ
6
藩士のお家騒動が元になる話。家中には二本差しの武士がたくさんいるだろうに、年寄り浪人にたよらなくてもよさそうだよね。お礼に百両ってのも大盤振る舞いだよね。2014/09/22
rakim
6
何時ものように大筋は読めてしまうのだけれど、今回は子供(少女)が絡んでくるのでちょっと新鮮。彼女が源九郎さんや紋太夫さんともっと関わってくれば面白かったのに、でしたが。2014/09/07
史
4
幼き子供と母親を勘違いで手にかける哀愁に、長屋の民は道理をみせる。2022/01/25