内容説明
はぐれ長屋に訳ありの父子が引っ越してきた。父親は剣の腕が立つようだが、いまは長屋で子供たちに読み書きを教える毎日。そんな折、父子が長屋近くで三人の武士に襲われた。危ういところで彼らを救った華町源九郎は、彼らが上京した理由を知る…。大好評シリーズ第二十九弾!
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年、埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。1990年、『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビュー。剣豪・人情時代小説で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
56
はぐれ長屋の用心棒「烈火の剣」29巻。次巻で30巻、いつも雨のはぐれ長屋で華町源九郎と菅井紋太夫の将棋から始まるりいつものメンバーがそれぞれの役目をしじけんを解決に導くパターン化しているのだが面白く読んでしまう、お吟さんが出てこないな~少し不満。2014/07/15
rakim
7
今回は長屋の新住人の訳あり父子に助力するおなじみの面々。将棋の場面で一段落・・がお決まりなのだけれど個人的にはちょっと飽きてきた感じも。それと用心棒報酬はかなりのものなのに、ほとんど飲んじゃうの?もう少し身なりに使っても・・っていつも思う(単なる老婆心ですが・笑・)。2014/02/01
史
4
非道な手段を遣う悪辣に、長屋の民は正しく行く。2022/01/23
toshi
2
すっかり捕物になってしまった「はぐれ長屋の用心棒」シリーズの29巻。 今回は人情話の要素はなくなって、藩の不正を防ぐ本格的な捕物。2014/08/02
Masayoshi Arakawa
1
20140819360 このシリーズも29弾目。用心棒代が6人で100両、ということはひとり15両、残り10両がみんなの飲み代。いつもこれくらいもらっているのにいつも貧乏、着た切り雀でよそ行きもない。ひとりやふたり位貰ったお金を貯めておくひとがいても良いんではないかと思うのは俺ひとりだけなのだろうか?まあそれがはぐれ長屋の住民らしいのかも。2014/08/19