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双葉文庫
湯島ノ罠―居眠り磐音江戸双紙

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  • サイズ 文庫判/ページ数 323p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575666427
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

槌音がこだまする小梅村尚武館道場の普請場に桜の季節が訪れる頃、陸奥白河藩主松平定信の予期せぬ訪問を受けた坂崎磐音は、門弟衆が稽古する仮道場に案内し、磐音自ら定信に稽古をつけようとしていた。一方その頃、弥助と霧子の二人が揃って小梅村から姿を消した―。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、超人気書き下ろし長編時代小説第四十四弾。

著者等紹介

佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作『闘牛』以後、スペインをテーマにした作品を発表。99年、初の時代小説『密命』を皮切りに次々と作品を刊行、時代小説の旗手として高い評価を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ガクガク

116
小梅村尚武館坂崎道場の改築祝い交流試合開催の企画を、今や道場の中核を担うようになった利次郎や辰平ら弟子たちが練る中、辰平が道場への帰り道に誘拐される。その辰平の救出編。今回は北町奉行所の役人が仕掛け、辰平がどこに幽閉されているかを木下一郎太や笹塚孫一ら南町の尽力で探り当てるのだが、笹塚の積もりに積もった磐音への借りを返すためにも、最後まで救出作戦の主役を務めて欲しかった。その活躍があってこそ、一郎太の妻菊乃の懐妊もより一層喜びが増そうと言うもの。田沼父子と磐音ら両派の切羽が詰まり「決戦の刻」は次巻以降に。2014/12/26

文庫フリーク@灯れ松明の火

106
部屋住みの身には夢のような豊後関前藩への仕官話。それを諦める覚悟で田沼一派との戦いからの戦線離脱を拒む利次郎と霧子。なれば博多・箱崎屋のお杏との縁も、辰平は利次郎に倣うであろう。辰平の示した尚武館改築祝いの剣術大会への深慮、でぶ軍鶏・痩せ軍鶏と呼ばれた成長著しい二人の幸せのためにも、決着の日が待ち遠しい。又、三人の幼子を抱えた山形の奈緒の先行き。今津屋・由蔵の言う通り故郷へ帰っても、又は江戸で藩主付きの奥女中となっても奈緒の過去をあげつらう者はいるだろう。個人的には、大好きな槍折れの小田平助と結ばれて→2013/12/31

tengen

82
ようやく快復した霧子。仲間の祈りを痛いほど感じてか、少し穏やかになった。利次郎への接し方も素直。道場も拡張しお披露目の催しに一統も弾む。 しかし、その胸中奥底には避け難い田沼一派との決戦への覚悟が。 そのような中、辰平失踪事件が起こった。2013/12/26

藤枝梅安

78
小梅村の道場を広げる普請が始まった。霧子の体調が戻り、利次郎との縁談もまとまる方向。田沼父子と磐音側との讀賣を使った情報操作合戦。辰平が敵側の手に落ちるが、磐音の指揮の元、救出に成功する。辰平は必ず救出されると読者も信じて読み進める。偉大なる予定調和的シリーズだなぁ。2014/01/12

とし

63
居眠り磐音江戸双紙「湯島ノ罠」44巻。尚武館坂崎道場の辰平や利次郎、奈緒の先行き等々磐音をとりまく人々が登場した物語。田沼意次の失脚迄、あと数年(天明6年)どんな最終巻になるのか楽しみ、このシリーズは50巻までかな? 全てがハッピーにおわってほしいなと思う。 2014/01/01

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