内容説明
湯瀬直之進を用心棒に雇おうとしていた呉服商の船越屋岐助が殺され、殺害現場から手代の与野造が姿を消した。葬儀のあと、岐助の女房と娘に請われた直之進は与野造の行方を追いはじめる。一方、南町奉行所同心樺山富士太郎と中間の珠吉は、町医者殺しを探索していたが…。直之進は次々と起こる殺しの連鎖を食い止められるのか!?人気書き下ろし長編時代小説第二十七弾。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。1999年、『駿府に吹く風』(刊行に際して『義元謀殺』に改題)で第一回角川春樹小説賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
119
口入屋用心棒「判じ物の主」27巻。やっと直之進さんとおきくさんの祝言が、婚礼の最中光右衛門さんが倒れ込んで次巻になってしまったが、今回は富士太郎の探索活躍が全編で、直之進、琢ノ介と佐之助の出番活躍は少なかったかな~。2015/11/12
はつばあば
39
男の嫉妬は女の嫉妬より手におえんやなんて・・知らんかったわ。まぁそれくらいでないと仕事も手にはいらんのやろねぇ。それでも1人殺したら何人でも殺せるゆうのがあきませんわ。無事犯人は捕まりましたが、直之進!、なんとまぁ待ちに待った結婚式だと言うのに傷だらけで式場に飛び込むやなんて!。殿様から弟君まできてくれはったんやから有難いことですが、待ってくれてる人・・おきくさんが愛想尽かさずいてくれはって良かったけれど、光右衛門がぶっ倒れてしまうやなんて・・この二人の結婚生活が思いやられそう(ーー;)。2022/06/28
ぶんぶん
17
【図書館】シリーズ、第二十七弾! 今回は、富士太郎のアリバイトリックの謎を暴く、ミステリー篇。 堂々と殺人を犯し、犯人とされる者の現場不在が立証される。 なにかトリックが富士太郎は考えるが、判らぬまま第二、第三の殺人が起こる。 ミステリーとしてもアリバイ崩しがハラハラさせる、このトリックは良くあるパターンですが・・・直之進の祝言もどうにか終わり、やれやれと言う時に米田屋光右衛門が祝言の最中に倒れる。 ますます波乱万丈の気配が・・・2023/09/05
rakim
9
与野造が姿を隠したのは何故?を探ってゆく直之進と富士太郎。相変わらず登場人物のほんわかさ加減がよい味を出しているお気楽時代小説ですが、直之進の祝言も滞りなく・・といったところで次巻。2013/12/03
わたしは元気
6
まだまだ、続きがあって嬉しいです。2023/02/09
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- 和書
- 6 集英社文庫