双葉文庫
片蔭焦す―返り忠兵衛江戸見聞

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  • サイズ 文庫判/ページ数 294p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784575666212
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

朝稽古から帰る途中でいきなり襲ってきた髭面の浪人は、漂泊の旅に出ていた浅井蔵人だった。浅井の剣技にあっさりと敗れてしまった筧忠兵衛は、自らに過酷な稽古を課す。一方、探索を逃れた朝太郎は、検校になりすまして根岸にある天名の鬼六のための隠れ家にいた。再び伸ばされた魔の手は、誰を狙うのか。書き下ろし長編時代小説、熱望の第十弾。

著者等紹介

芝村凉也[シバムラリョウヤ]
1961年宮城県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。二十数年のサラリーマン生活を経て著述活動に入る。江戸の世を舞台にした作品を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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とし

65
返り忠兵衛 江戸見聞「片蔭焦す」10巻。浅井蔵人さらに強くなって帰ってきましたね。刺激され更なる高みを目指すのか。 2022/08/17

tengen

41
いつもの朝稽古帰りに襲われた忠兵衛はその剣裁きに太刀打ちできず死を覚悟する。それは異相の浅井蔵人。次は真剣勝負と言い去る浅井の技量に打ちひしがれる忠兵衛であった。見違える若殿・直高の成長を機に藩主として登城する事になる。忠兵衛の剣術指南も終わった。藩の剣術指南役・後藤兼次は直高の育成にその師の技量を畏敬するのであった。天名の鬼六から生簀船を使った藩への支援と忠兵衛の身柄引き渡しを申し出られた隆胤は苦悩する。新藩主誕生と共に隆胤は回答を持たずに藩政のため領国へ帰還した。☆彡読みどころ満載の巻でした。2017/12/12

松風

12
色々リセットして、仕切り直しの巻。「お頭」が何を目論んでいるのかわからないせいか、手下達の悪事が空騒ぎっぽく、緊迫感に欠ける。2014/01/30

ひかつば@呑ん読会堪能中

7
第10弾は、1年でめちゃくちゃ強くなり江戸に戻った浅井がかっこよく活躍する話。主役の忠兵衛は憔悴しきった姿を町人や元主君にまで心配されてることに気づかないという、相変わらず自己チューの駄目っぷりを披露してくれる。ラストのシーンを読み終えたとき、これで「完」でもいいんでないかと思ってしまった。2013/09/03

kazukitti

6
ダブルヒロインて感じかと思ってたけど、まぁ落ち着くところに落ち着いたって感じか。きっかけのおみちの方は大穴的な部分もあったけどまぁナイよねwとは思ってたんでそこも片がついて、仕切り直し的に第3部ってほどではないのかな。クライマックスの前の状況の整理ということなんだろうけど、鬼六の方はさっぱり要領を得ない芝村さんのいつもの描写なんで若干中だるみ感も漂うという気も。取り敢えず忠兵衛のやるべきこともある程度は的が絞れては来てるはずなんだけど、黒幕にも近付けず、剣の勝負にも負けてじゃ先はシンドイよなw2018/09/12

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