内容説明
幕府の勘定吟味役大内外記ら五人が何者かに惨殺された。淀島登兵衛とともに殺害現場に駆けつけた湯瀬直之進は、勘定奉行枝村伊左衛門に請われ探索を開始する。そんな折、護国寺界隈では歳や身分の違う者たちが行方知れずになる事件が頻発していた。事態を重く見た定廻り同心樺山富士太郎と中間の珠吉は、失踪人捜しに奔走していたが…。人気書き下ろし長編時代小説第二十六弾。
著者等紹介
鈴木英治［スズキエイジ］
１９６０年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。１９９９年、『駿府に吹く風』（刊行に際して『義元謀殺』に改題）で第一回角川春樹小説賞特別賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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とし
107
口入屋用心棒「兜割りの影」26巻。今回は、直之進さんの探索依頼と富士太郎さんの探索別々の事件が最後に一つに繋がり、左之助さんも助っ人に加わり事件解決。琢ノ介さんの出番は少なかったが、直之進とおきくさん夫婦になる日が決まり、富士太郎さん智ちゃんも早く夫婦にして欲しいですね。 2015/10/26
はつばあば
37
和四郎の刀も凄かったが、今回は刀を貸すなんてことをした佐賀大左衛とその「伏見英光」って刀が凄い。直之進にくれへんやろねぇ。先に自分の心を吐露してしまうなんて(;´∀｀)。人切りに現を抜かす留守居役ととてつも強い男に刀屋がつるんだら人切りに決まってますやん。冨士太郎も珠吉も捕まるしえらいこっちゃと思ったら佐之助が手伝ってくれるって。でもねぇ佐之助このところいいとこ無しやし・・と心配していたら案の定・・。無事ですけどね・・直之進の方が腕上がってますやん(ーー;)。2022/06/28
ぶんぶん
21
【図書館】シリーズ、第２６弾！ 今回は勘定吟味方・大内外記と配下の五人が惨殺された、そのうち四人は「兜割りの剣」にて瞬殺であった。 犯人を捜索する直之進、一方、富士太郎は護国寺界隈で行方不明の都合八人の行方を追う。 二つの事件が一つになる時、試し切りとの思案も浮かぶ。 名刀・伏見英光の力を借り必殺の斬新切りが唸る。 今回は一回で終わりでした、こういう顛末の方がスッキリ読み易い。 辻褄が合わない事も無い、鈴木氏は短編向きなのでは。 次巻に移ろうと思う。2023/09/03
わたしは元気
5
はらはら、ドキドキ、ハッピーエンド。 次、読みます。2023/02/08
あかんべ
5
富士太郎が敵側に捕まり、直之信が助け出すというパターン、富士太郎が左之助だったり以前にもあったよね。富士太郎のかまっぽさや、琢ノ介のずうずうしさもすっかり姿を消し、なんだかいい人ばかりの普通な話になってきた。ここら辺であっと驚く展開を期待したい。2013/09/15
