内容説明
浅草寺裏に突然できた巨大なお化け屋敷“浅草地獄村”が破天荒な仕掛けが評判となり連日の大盛況。そんな折り、屋敷内でお岩が殺される事件が起き、南町奉行所見習い同心徳川竜之助が探索に駆り出された。が、次から次へと奇怪な事件が続発。孤軍奮闘する竜之助は、みごと事件を解決して地獄村から出ることができるのか?大好評シリーズ第二弾。
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒業。93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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文庫フリーク@灯れ松明の火
60
完結後、再スタートした若さま同心・徳川竜之助シリーズ第二弾。殺人現場は浅草寺の裏手にできた大規模なお化け屋敷《浅草地獄村》お化け屋敷など○十年も入ったことは無いが、やくざの親分・火鉢の三十郎考案の仕掛けは、さながらお化けのアミューズメントパーク。徳川家の若さま竜之助が、奇妙で不可思議な珍事件を推理・解決していくのが魅力のシリーズ。今回は長編の割りに今一つ切れが鈍い印象。夾竹桃は燃して出る煙ですら猛毒なのですね。普通に見かける水仙などの草木にも、意外な毒が。豆知識としては収穫でした。2012/11/27
ベルるるる
11
ちょっとバタバタし過ぎかな・・。2016/08/15
ひかつば@呑ん読会堪能中
11
風野先生プロデュースのお化け屋敷、実際に見たくなる実に見事な出来栄えでした。ただ、物語としては人物を詰め込みすぎかな。剣術家として名を立てる=竜之助と交えるために手の込んだことをするという件はいまひとつピンとこないものがあったし、最後は説明になっちゃった。余計な人を出さずにお化け屋敷だけでも良かったとも思うが、まぁ面白かったので続けてほしい。次巻も発売日に定価で買うぞ。2012/09/13
suzu
9
お正月特番のドラマみたいにいっぱい登場してテーマパークののりで派手な殺しかたで。まあお正月に読んだのでいいにはいいけど、不気味すぎ。謎が最後あっさりとけてちょっと。まいいか。次にとすすむ。2017/01/07
うにねこ
9
捕り物時代小説の第二弾。やはり、このシリーズは読み始めると止まらないです(≧▽≦) 今回は、巨大お化け屋敷で起こった殺人事件を調べるうち、更に別の事件も起こってしまう…またまた忙しいストーリーでした。 お化け屋敷を進んで行きながら謎を解いていく展開はスゴく面白かったです。 前回もでしたが、今回もやよいさんがちょっと暴走気味で楽しいなぁ~。ラストの賞金のオチも笑っちゃいます。 2014/05/06