双葉文庫
太閤暗殺

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  • サイズ 文庫判/ページ数 397p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575665697
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

お拾(後の秀頼)が生まれ、秀吉は甥の秀次が邪魔になる。秀吉の変心に危機感を抱く秀次の側近は、天下を騒がす大盗賊・石川五右衛門に秀吉暗殺を依頼する。請け負った五右衛門が目指すは秀吉が居を構える伏見城。迎え撃つのは奉行・石田三成と京都所司代・前田玄以。知力と武力が激突する死闘を制するのは…。正史にはない歴史の裏側が、密室トリックや鮮やかな結末で光彩を放つ。日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作にして「おすすめ文庫王国・時代小説部門」第1位に輝く歴史時代ミステリーの傑作。

著者等紹介

岡田秀文[オカダヒデフミ]
1963年東京生まれ。明治大学卒業。99年「見知らぬ侍」で第21回小説推理新人賞、2002年『太閤暗殺』で第5回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞。時代ミステリーや歴史小説を発表し好評を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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はらぺこ

69
オモロかった。 石川五右衛門と前田玄以の対決。石田三成と島左近も出てきますし当然秀吉も出てきます。あと出雲の阿国や左甚五郎(?)も少しだけ出てます。阿国をイメージすると、どうしても木の実ナナが思い浮かんでしまいます。舞台は見てないんですが何故か思い浮かぶのです。なので、これを映画かスペシャルドラマにして新しい阿国のイメージを自分の頭に刻み付けてほしいです。2013/04/13

流言

61
木村重成誕生秘話? 太閤暗殺というタイトルではあるものの主役は豊臣秀次ではなく『前田玄以&石田三成vs木村重茲with石川五右衛門』の主権争い。途中までは面白く読んでいたが、秀次の発狂、そして自身の権勢のために無理に秀次を関白の座におしとどめていたのにあっさりと秀次を見限る常陸介という流れはげんなりしてしまった。しかし、最後の数ページの展開には唸らされ、同時に納得させられた。この機械仕掛けの神の降臨はしょうがない。この人物ならばこのくらい朝飯前に実行でき、もはや是非を論じる対象でない。こういう落ち大好き。2014/06/10

巨峰

39
読み物として堪能した。豊臣秀次重臣の木村隼人正と秀吉側近の前田玄以との暗闘を中心に桃山時代の暗部に迫る。木村重成の父木村隼人正をここまでクローズアップした小説は珍しくて、そういうところも楽しかった。2015/04/03

ま~くん

38
豊臣秀吉暗殺。史実かどうか分からない。でも似たような事件は当時にも必ずあったと思う。複雑怪奇な戦略に石川五右衛門という天下一の大泥棒を巻き込んでの一大活劇にはただただ圧倒された。誰が味方で誰が敵か。結局最大の黒幕は誰なのか。徳川家康、前田利家等有名な戦国武将の名前が出てきては想像を巡らした。いつの世も権力者達は暗殺から己の身を守る為にあらゆる手段を講じてきた。時代小説にしては小難しい言葉も少なく、スイスイ読み進めることができた。二転三転するストーリーはミステリー好きにもお薦めです。2021/06/04

crazy cool joe

35
久しぶりの歴史小説。石田光成はいろんな話に出てくるけど前田玄以がメインのものは初めて。話がだんだん面白くなっていき最後はかなり衝撃的!面白かった!2016/01/19

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