内容説明
伝兵衛長屋に島田藤四郎という御家人の冷や飯食いの若者が越してきた。だらしない暮らしだが、剣の腕前は相当らしい。そんな折、材木問屋に押し込み強盗が入り、長屋の住人の吾作が殺される。ひとり残された娘のおしのは、華町源九郎や新しく仲間に加わった藤四郎に、敵討ちを依頼する。大好評シリーズ第二十弾。
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年、埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。1990年、『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビュー。剣豪・人情時代小説で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
43
はぐれ長屋の用心棒「きまぐれ藤四郎」20巻。萩江さんを妻に迎え道場主になった島田さんはこんな人だったんだびっくりの20巻でした。2014/03/22
tak
3
★★★☆☆2024/09/17
史
3
長屋の家族を奪った人の道を外れた輩に、新たなる風と共に長屋の民は恨みを晴らす。2022/01/15
ひかつば@呑ん読会堪能中
3
表題の「きまぐれ藤四郎」とは長屋の新たな仲間のことだったのか。嫡男の兄が嫁を貰ったため居場所がなくなった御家人の二男がはぐれ長屋の住人となり、いつのまにやら源九郎ら5人と一緒に頼まれ仕事を果たすのだが、今回はこの新人が主役のようだ。若者らしくなかなかいい。次巻では菅井が髪を切っているのかな。2012/11/01
nyaboko
3
新しい剣客が長屋に登場。これがいまどきの若者らしく、我慢や辛抱が足らない、カッとしやすいというキャラ。でもなんとなく薄いキャラクターなカンジ。これから深みが出るのかしら? そして今回は長屋の住人が殺されたかたき討ちをする話。今回は源九郎が戦わないという珍しいパターン(あくまで助太刀程度) 面白さも展開も安定してて気軽に読める。2012/10/15
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- 和書
- しりだらけ