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双葉文庫
士道の値―伊庭八郎幕末異聞

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  • サイズ 文庫判/ページ数 302p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575664201
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

心形刀流の若き天才剣士・伊庭八郎。二年前に吉原で会った禿のサダと再会。花魁修行を終え吉原へ戻る前に、最初で最後の我がままとして八郎と一緒に過ごしたいと言う。八郎はサダの願を叶えてやりたく、彼女を楼主のもとから大胆にも連れ出が…。

内容説明

江戸の町を震撼させる連続辻斬り事件が起きた。下手人はその太刀筋から心形刀流の遣い手と思われる。伊庭道場の若き天才剣士・伊庭八郎は事件の探索に乗り出した。そんな折、二年前に吉原の禿だった娘と再会する。美しく成長したサダに八郎の心は激しく揺れる。気鋭の女性作家の書き下ろしシリーズ第二弾。

著者等紹介

秋山香乃[アキヤマカノ]
1968年、福岡県生まれ。活水女子短期大学卒業。『歳三往きてまた』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

眠る山猫屋

29
前作から二年の後。道場に通う日々をおくる八郎。心形刀流の太刀筋による辻斬りが起こり・・・。義妹の礼子、花魁へと進むサダたちとの気持ちがカッチリ噛み合わないのがもどかしい。前巻での復讐鬼との因縁の謎は解けてきたが、きっと八郎は受けて立つのだろうなぁ。そんな不器用な男だからこそ、将軍家に殉じて五稜郭まで行ってしまうのだろう。今回の辻斬りの顛末も切なく、剣術馬鹿に見えた虎蔵叔父さんの決着の付け方にウルッときた。そして塩蕎麦は復活するのか。いや、美味そうだなぁ。2018/03/25

18
前巻が八郎自身の内省によって「武士とは、己とは」を問いかけていたとしたら、今巻では八郎の周囲の人たちの動向とその根底にある感情を見せつけられた八郎が、「武士とは、己とは」の一応の落とし所を見つける、といった感じ。サダ(後の四代目小稲)と八郎の恋愛描写は、続巻での八郎の見つけた“答え”の在処にも影響を残す予感。読んでるこちらまでいろいろと考えを巡らせられる内容で、面白く、スラスラっと読めました!(´∀`*)2012/05/24

喪中の雨巫女。

14
《母‐図書館》伊庭さんみたいな人の周りには、いい女になりそうな人ばかりが集まるんだろう。しかし登場する食べ物美味しそうなものばかりですよね。2013/03/17

Totchang

13
前作から2年が経ち伊庭八郎は「小天狗」としてその名がとどろき始めていた。折も折、連続辻斬り事件が起こり、その傷口と特徴的な短袴から犯人は心形刀流の門人の可能性が高い。犯人は誰か、そしてなんのために辻斬りを。ちゃんばらは相変わらずの迫力にあふれていますし、今回は謎解きも加わりとても楽しく読み終えました。2020/12/05

こめっこ

12
事件を探る若かりし伊庭八郎の話。面白いので、シリーズ続いて欲しい。この本に出てくる料理がすごく美味しそう。2014/07/29

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