内容説明
隠し番屋「狐の穴」を閉じた狐崎十蔵は、北町奉行所の道場で、例繰方同心の小柳藤兵衛から教えられた神道夢想流杖術の稽古をしていた。その最中、詮議所に召喚されていた垢離茶屋の主人が乱心して狼藉をはたらくという事件が起こる。一方、三年に一度商家を襲う「天狗」と呼ばれる賊が動き出す。垢離茶屋と「天狗」の繋がりとは?書き下ろし長編時代小説、好評シリーズ第六弾。
著者等紹介
松本賢吾[マツモトケンゴ]
1940年千葉県生まれ。警察官・屋台引き・警備員・墓職人など十数種類の職業遍歴を経て、1996年『墓碑銘に接吻を』でデビュー。迫力ある描写、切れ味の良い文章と独特のぬくもりのある長編ハードボイルドの旗手として脚光を浴び、意欲的な作品を発表し続けた後、近年は時代小説のジャンルで活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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文句有蔵
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            えええええーッ!?伊佐治はどうなるのッ!?(>_<、)……このまま回復して万々歳では気に入らぬ自分の薄情に茫然としつつ、やっぱり人と生まれたからには、惜しまれて亡くなりたい。と我が身を振り返ってもそう思う。一方で、「憎まれっ子に限って憚りやがる」と世間に舌打ちされても、生きていて欲しい人もいる。いや、やはり憎まれる前に惜しまれてこそだ。ましてや殺してやろうかと思われる前だ。と、これは自分の介護経験から。それでも。「伊佐治頑張れ」と思う気持ちも真実だが、……それは他人事だからだろう(._.)2015/05/25
          
        純白天使
0
          
            栄造と銀次が哀れで…2013/12/21
          
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