内容説明
腐米汚職を陰で操る島丘伸之丞の正体が札差の二井屋であることが分かり、湯瀬直之進と登兵衛らは、島丘の背後に潜む黒幕堀田備中守正朝を追い詰めようと策を練っていた。そんな折、長い間病床に伏していた沼里藩主誠興から使いを受け上屋敷に駆けつけた直之進は、そこで沼里家中で起きている不穏な動きを耳にする。好評シリーズ第十一弾。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。1999年、『駿府に吹く風』(刊行に際して『義元謀殺』に改題)で第一回角川春樹小説賞特別賞を受賞。新進気鋭の時代小説作家として注目されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
121
口入屋用心棒「旅立ちの橋」11巻。腐米汚職を操る正体が判ったが、新たな宿敵が現れ、舞台は直之進の故郷沼里へ問題はなかなか解決とはいきませんね急いで次巻も読まねばスッキリしない。2015/07/16
はつばあば
40
まだ11巻目やからまだまだなんですが、磐音さんシリーズを意識してはるのかなぁと。札差の二井屋が黒幕堀田備中守正朝の家来島丘伸之丞とわかるのですが、誰もこの二人に近づけない。今でいう大臣級の汚職にトカゲのしっぽ切りばっかり。昔から・・と言うより江戸時代の太平の世の中になってからこういうことが日常的にされてきたんでしょうかね。平和って有り難いものですが悪い奴等には美味しいのでしょう。さて沼里の中老・・又太郎の重臣が変顔侍に殺され殿様もお亡くなりに。直之進は沼里に帰るのだが・・中途半端な江戸の情勢にモヤモヤが。2022/06/24
ぶんぶん
18
【図書館】シリーズ、第11弾! 今回は直之進の探索は遅々として進まず、佐之助と沙希の想い人、水嶋栄一郎の出会いを描く。 ある事から千勢の知り合いの女が殺されてしまう。 その時の浪人三人を捕まえる為、佐之助と栄一郎がタッグを組んで事に当たる。 一方、沼里家では藩主が病気で死んでしまう。 残された又太郎に想いを寄せて直之進は郷里に旅立つ。 又しても怪しい剣客が妖しいそぶりを示す、そこに、佐之助と千勢の姿も・・・舞台は沼里へ。 2023/08/17
屋根裏部屋のふくろう🦉
9
3組ほどに分かれての犯人探しだが、(この一連のシリーズの傾向として)場面が頻繁に変わるので、うっかりすると話がわからなくなる。さてさて、終盤に大きな動きを見せる。堀田備中、沼里藩への野心を露わに。大物が動き始めたぞ。2018/11/22
わたしは元気
4
次に続きます。 次読みます。2022/12/03
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