内容説明
江戸の谷中で下忍として生きる伊賀者の中に服部半蔵の庶子・佐仲太がいた。半蔵の遺命により、母を殺した信長軍の武将に仇討ちすべく伊賀へと向かった佐仲太一行。だが秀吉亡き後の覇権争いに巻き込まれ、ついには家康暗殺の命を受ける。忍びとしての務めと、仇討ちの狭間で揺れる佐仲太。果たしてその運命やいかに―。
著者等紹介
乾荘次郎[イヌイソウジロウ]
1948年徳島県生まれ。早稲田大学第一文学部中退。1998年、第6回松本清張賞で最終選考に残り、高い評価を受ける。2004年、『孤愁の鬼』でデビュー、注目を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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