内容説明
御納戸同心の俊之介に栄進の話が持ち上がり、喜びに包まれていた華町家。そんな矢先、上司の御納戸衆と俊之介が何者かに襲われた。ある日、源九郎は御納戸頭の戸田助左衛門に呼ばれ、二人を襲った下手人を捕らえて欲しいと秘密裡に命じられる。倅の命を守るために手練に立ち向かう源九郎だが…。大好評シリーズ第九弾。
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年、埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。1990年、『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビュー。剣豪・人情時代小説で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
36
はぐれ長屋の用心棒「父子凧」9巻。源九郎の息子俊之介一家に降りかかる災難と越野屋の番頭が惨殺が絡む事件をはぐれ長屋住人源九郎とその仲間が事件を解決する。俊之介一家が一時身を隠す事になったはぐれ長屋、なかなかその生活になじめず心を閉ざしていた俊之介の妻君江も、長屋の人々の労りや人情に心を開いていく、お吟さんも活躍する。2014/01/08
史
2
上司の無念、親子がきっちり晴らします。2021/12/27
ひかつば@呑ん読会堪能中
2
いいですねぇ!! 深い謎やひねりは少ないが、その分を補って余りある緊迫感、なんたって息子俊之介が斬られたわけだから、これまでのようにアカの他人のために働くのとは訳が違う。俊之助の妻君枝の心境の変化を丁寧に描いているところも実にいい味となっていた。シリーズ9冊目でこれが最高ではないかな。2012/09/06
nyaboko
2
親子話キター! 待ってました、華町一家をメインにしたお話。息子俊之介が命を狙われ、爺が奮闘するがメイン。ちょっと俊之介が頼りないけど(源九郎の息子だからもちっと頑張ってほしかったかな)、息子のメンツより息子の命の方が大事とか思っちゃうジジィ素敵♪ 個人的に俊之介と孫新太郎のやりとりがほほえましくて好きかな。2012/09/03
犀門
0
#133★★★☆☆新刊本の合間に、また読んでしまったw。2014/09/08