双葉文庫
乱菊慕情―無用庵日乗

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  • サイズ 文庫判/ページ数 301p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575662689
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

秋風が立ち始める頃、箱根の湯治からの帰り道、雁金屋治兵衛は草相撲で五人抜きに挑戦する若者と出会った。その若者を気に入った治兵衛は江戸相撲に入門させようと連れ帰るが、待っていたのは実の兄を殺してくれという若の娘の依頼だった。時代小説の気鋭が悪を懲らしめる裏稼業の“裏人”を描く、待望のシリーズ第二弾。

著者等紹介

花家圭太郎[ハナヤケイタロウ]
1946年、秋田県生まれ。明治大学仏文学科卒業。フリーライターとして活躍後、1998年、『暴れ影法師』でデビュー。緻密な時代考証と壮大な構想で、現在もっとも注目されている時代小説家のひとり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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だいしょう@SR推進委員会

1
魚問屋の隠居、治兵衛は人相・骨相を見ては気に入った人間を旅先から拾ってくる。今回も腹をすかせた力士希望の若者を一人。そんな彼が担うのは裏の仕事。大店の娘からの依頼は実の兄の始末だった。複雑な人間関係を調べていくのは、捕物の探索にも似てなかなかのものです。それにしても、きちんと筋を通し、道理にかなった生き方をすることが、必ずしも人の幸せに繋がらないのだなあ・・・と。少々苦い結末です。ところで、粋でいなせなお紋姐さん、その姐御っぷりに私は惚れてしまいそうです。2011/11/06

まりりんりん

0
前作同様、切ない結末。雁金屋治兵衛が湯治の帰りに出会ったのは、草相撲に参加していた若者、幸太。あまりの大飯食らいのために、どこへ行っても奉公が長続きせず、江戸へ出て相撲取りになるしかないと言う。気は優しくて力持ちを地で行くような幸太を一目で気に入る治兵衛。早速、無用庵へ連れ帰る。と幸太の話はここで途切れ、江戸へ戻った治兵衛を待っていたのは裏の仕事。2011/09/01

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