内容説明
亭主・甚八を殺されたおあきが倅の祥吉を連れて、実家の米田屋に引っ越してきた。湯瀬直之進や中西道場の師範代、琢ノ介らが総出で荷物を運び入れてくれる。傷心のおあきの気持ちを思いやって、なにかと世話を焼く双子の妹おきくとおれん。そんな最中、直之進の元妻・千勢が働いている料亭・料永に不吉な影が忍び寄る。好評書き下ろし長編時代小説シリーズ第六弾。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。1999年、『駿府に吹く風』(刊行に際して『義元謀殺』に改題)で第一回角川春樹小説賞特別賞を受賞。新進気鋭の時代小説作家として注目されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
115
口入屋用心棒「仇討ちの朝」6巻。このシリーズすでに33巻刊行されている、早く追いつかねば、直之進、左之助、千勢、琢ノ介、依頼主の札差、、中西道場と新たな黒幕、話が複雑に絡みだしました次巻へ持ち越しです。2015/07/03
ぶんぶん
20
【図書館】シリーズ、第6弾! 料亭・料永の主・利八が謎の水死をした。 どうも米の相場が絡んでいるらしい、それを探る千勢にも怪しい手が・・・一方、用心棒を頼まれた直之進の背後にも米のカラクリが、三方から絡んだ糸は米のカラクリが絡んでいるようだ。 果たして、千勢は見事、仇が討てるのでしょうか。 縺れに縺れた謎は、この回では解けず、次巻に持越し。 佐之助にも何やら秘密が有りそうな。 口入屋用心棒、謎が謎を呼び、益々面白くなって来た。 続いて次巻へ。 2023/08/11
ひ ろ
15
★★★☆☆2022/04/01
屋根裏部屋のふくろう🦉
9
実を言えば購入時にはシリーズモノだとは知らなかった。さすがに長編シリーズだけあって、難しい言葉を使わずかつ一文を短く切ってあるので読みやすいのが最大の特徴。スラスラと読める。興味深いのは、剣の立会い(木刀稽古や真剣での勝負)における両者の体の動きの描写が大変具体的であるということ。読んでいてイメージしやすい。20数冊のシリーズなので初めから読んでみようっと。2018/05/10
klu
8
メインの3人の関係が徐々に変化しつつあります2018/10/24
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- 和書
- そんなことよりキスだった